オレンジページはこのほど、「睡眠」についての調査結果を明らかにした。同調査は2018年11月22日~27日、全国の女性1,133人を対象にインターネットで実施したもの。

  • 現在の自分の「睡眠」に、全体的に満足していますか?

    現在の自分の「睡眠」に、全体的に満足していますか?

現在の自分の睡眠に不満があるか尋ねたところ、59.6%が「不満」と回答した。その理由について聞くと、「寝ても疲れが取れない」(55.9%)、「何度か目が覚める」(52.3%)などの睡眠の質への不満と「睡眠時間が満足にとれない」(35.4%)といった睡眠の量への不満が目立った。

平日の睡眠時間について聞くと、最も多かったのは「6~7時間未満」(34.5%)だった。しかし、「5時間未満」(11.6%)、「5~6時間未満」(30.9%)と、6時間未満しか寝ていない人が4割強も占めている。年代別にみると、最も睡眠時間が少ないのは50代で、睡眠時間が長めなのは20代だった。

  • 平日の睡眠時間はおよそ何時間くらいですか?

    平日の睡眠時間はおよそ何時間くらいですか?

平日の起床時間について尋ねると、73.3%が「6時台まで」と回答した。36.0%は5時台以前に起きている。家族のなかで一番早起きなのは「自分」という回答も54.5%と半数以上を占め、2位の「夫やパートナー」の28.1%を大きく引き離している。

  • 平日の起床時間は平均すると何時ころですか?

    平日の起床時間は平均すると何時ころですか?

睡眠不足が蓄積して日中にぼんやりしたり、健康によくない影響が出たりする「睡眠負債」がたまっているか尋ねたところ、57.1%が「たまっていると思う」と答えた。睡眠時間別に分析すると、睡眠時間が6時間未満の人では「たまっていると思う」人が75.3%で、睡眠時間が短い人ほど「睡眠負債」がたまっていると思う割合が高かった。

  • 睡眠負債がたまっていると思いますか?

    睡眠負債がたまっていると思いますか?

睡眠不足が原因で体調に影響が出たという声も多く、自由回答では「朝の通勤時にすでに睡魔におそわれる」(50代)、「まったく疲れがとれない。朝起きたとき、すでに疲れている」(40代)などのコメントが寄せられている。

今よりも早く就寝したいと思っているか聞くと、64.3%が「はい」と答えた。「睡眠負債がたまっていると思う」と答えた人ではその割合がさらに高まり、80.8%を占めている。

早く就寝したいと思っている人に就寝できない理由について尋ねると、「なんとなく時間が過ぎてしまうから」(34.1%)が最も多く、「夜は自分ものんびりしてしまうから」(33.5%)、「テレビを見てしまう」(31.3%)、「家事が終わらない」(30.5%)、「スマホを見てしまう」(28.2%)が続いた。

  • 本当は早く就寝したいけれど、できない理由を教えてください

    本当は早く就寝したいけれど、できない理由を教えてください

目覚まし代わりに「スマホのアラーム機能を使う」人は、54.5%だった。スマホを見て就寝が遅くなる人は、「なかなか寝つけない」傾向が全体より15ポイント高かった。