22日に木村佳乃主演『後妻業』(カンテレ・フジテレビ系)がスタートし、1月スタートのプライムタイムの民放冬ドラマ初回視聴率が出そろった。トップは、14.7%をマークした沢村一樹主演の『刑事ゼロ』(テレビ朝日系)となった(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。

2019民放冬ドラマ初回視聴率ランキング

  • 対象は1月スタートのプライムタイム(19~23時)に放送されている地上波民放連続ドラマの初回放送分。

『刑事ゼロ』は、ある事件がきっかけで刑事になった直後からの20年間の記憶を失ってしまった時矢暦彦(沢村)が主人公。14.7%という数字は、1999年からスタートした「木曜ミステリー枠」での新シリーズの初回としては、歴代最高の記録だ。

『刑事ゼロ』瀧本美織(左)と沢村一樹=テレビ朝日提供

2位は、『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)と『メゾン・ド・ポリス』(TBS系)が、12.7%で同率となった。

『家売るオンナの逆襲』は、北川景子演じる天才的不動産屋・三軒家万智が、顧客の問題を解決しながら華麗に家を売りまくるストーリー。2016年7月期に放送された人気作の続編で、安定した数字をマークし、第2話は12.9%と0.2ポイント上昇した。

『メゾン・ド・ポリス』は、高畑充希演じる新人刑事・牧野ひよりが、退職した警察関係者のみが住むシェアハウスの住人とともに事件を解決していくもの。第2話も12.4%と好調をキープしている。

前クールの秋ドラマで、初回視聴率を2ケタに乗せたのは9作品だったが、今クールは7作品。また、『家売るオンナの逆襲』『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』『グッドワイフ』『初めて恋をした日に読む話』が、第2話で初回から上昇を見せた。特に『3年A組』は10.2%→10.6%→11.0%と、第3話まで右肩上がりで推移している。