18カ国のチョコレートブランドが出展
今年で17回目となるチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。初上陸ブランドやこの会場でしか買えないアイテムも登場し、見どころ満載だ。
同イベントは、新宿NSビル地階・イベントホール(東京都新宿区)を会場に、1月23日~29日開催(入場チケットは一般600円)。7日間に4万人以上の動員数を見込んでおり、会場は大混雑必至。絶対に訪れたいショップを決めてから行くのがよさそうだ。
今年は、新出展20ブランド、過去に出展し今回復活したのが8ブランドで、過去最多の112のブランドが集結する。国もさまざまで、ヨーロッパを中心にアジア、ベトナム、イギリス、南米系など18カ国にもおよぶ。
前夜祭にはショコラ界の偉人が一堂に
一般会期に先駆けて1月21日、関係者や報道を招待した前夜祭が行われた。
「サロン・デュ・ショコラ」の創始者であるシルヴィー・ドゥース氏とフランソワ・ジャンテ氏が「世界のトップショコラティエの面々と、サロン・デュ・ショコラのオープニングを祝い、喜びを分かち合えることをとても愛おしく、魔法のようにすばらしい時間だと感じます」とスピーチした。
それを受け、三越伊勢丹執行役員の浅田龍一氏は「今回も第1回からご出展いただいているジャン=ポール・エヴァンさんの来日をはじめ多数のショコラティエ、パティシエのみなさまに来ていただき光栄です」と謝辞を述べた。
セレモニーには、出展するショコラティエやパティシエら70名が集結。ショコラ界の偉人が一堂に会するステージは気迫に満ちつつも意外と和やか。ときにスマホで自撮りを楽しんだり、大勢の報道カメラを記念撮影したりとおちゃめな一面を見せたショコラティエもいた。
グルメライター注目の3ブランド
出展しているブランドはどれも実力派だが、筆者は以下の3つに注目した。
新進気鋭の若手ショコラティエ「ル・フルーヴ」
兵庫県養父市の上垣河大氏のブランド。循環農法の農場に生まれ、お菓子とチョコの修業を積んだのち、2014年に独立。京都の「サロン・デュ・ショコラ」ほか関西エリアで活動していたが、今年東京初出展を果たす。
伝統的なショコラの技法をベースに独自の創造性を発揮し、新進気鋭の若手ショコラティエとして注目を集めている。
「アンリ・ルルー」のショコラドリンク3種
創始者は、世界で唯一のショコラティエ・エ・キャラメリエ(キャラメル職人)のアンリ・ルルー。同ブランドを代表するのが塩バターキャラメル「C.B.S.(セー・ベー・エス)」。塩スイーツの先駆的存在でもある。
サロン・デュ・ショコラ2019での注目商品は、3種のドリンクにクレーム シャンティ(泡立てた生クリーム)をプラスした「ボワソン」。「ボワソン ショコラ・ノワール」(756円)、「ボワソン ショコラ・キャラメル」(同)は、名古屋、京都会場でも食べられるが、「ボワソン ショコラ・アナトリア」(同)は東京会場限定。
「明治 ザ・チョコレート」の会場限定商品
おなじみ明治の高級ライン「明治 ザ・チョコレート」。カカオの産地や使用量、香りの違いで、一枚のチョコレートが表情を変え、多彩なおいしさが生まれる楽しさを追求したブランドだ。
注目は、サロン・デュ・ショコラ2019会場だけで買える「meiji THE Chocolate SENSATION」(3枚入/1,080円)。豆の個性を引き出す新製法により深いアロマを楽しめる。
このほか、まだまだ注目ブランドやアイテムが目白押し。バレンタインギフトを探すもよし、自分向けのご褒美チョコを探すのもよし、パッケージやデザインを見ているだけでも楽しい。奥深いチョコの世界、楽しみ方はあなた次第だ。
※価格は税込