ひっきりなしに届くアプリの通知、忙しいときには煩わしく感じるものです。特に多いのは、いわゆる「ニュースアプリ」。字のごとく速報性が命のコンテンツを扱う都合上、当然といえば当然ですが、あまりに回数が多いのも困りものです。

結論からいうと、ニュースアプリの通知回数を減らすにはジャンル(スポーツなど)の絞り込みを行うか、一時的に通知を停止するかです。前者の場合、アプリによって設定方法の違いもあればジャンル指定そのものが不可ということもありますが、調べてみる価値はあります。通知する時刻を指定する、1日の通知回数を減らす、といった設定が可能なニュースアプリも存在します。

後者の場合、iOS 12で登場した「通知の管理」を利用する手があります。通知センターを開き、対象とするニュースアプリの通知を左方向へフリック、現れた3種類のボタンのうち「管理」をタップします。すると、「目立たない形で配信」と「オフにする...」という2つのボタンを配したシートが現れるので、「目立たない形で配信」をタップします。

「目立たない形で配信」を選択すると、通知は通知センターだけで表示されるモードになります。ロック画面に表示されなくなるほか、効果音やバナーの表示もなくなり、アプリアイコンにバッジ(赤丸の通知件数)も省略されます。通知そのものが無効化されるわけではありませんが、煩わしさは解消されるはずです。

とはいえ、通知による"気づき"がないことには、ニュースアプリの価値は半減します。iOSの機能(通知の管理)で配信方法を変更する前に、通知するジャンルの絞り込みやタイミングの変更ができないかどうかを調べたほうがいいでしょう。

  • iOS 12の新機能「通知の管理」で通知を目立たせなくすることはできますが……