乾燥が気になるこの季節。いつものスキンケアじゃ物足りない、でもどう変えればいいのかわからない、という人も多いのではないでしょうか。今回は、カネボウ化粧品が主催する「素肌美メインテナンスセミナー vol.1」における、人気エステティシャン・高橋ミカさんのスペシャルケアをご紹介します。
乾燥対策は顔だけじゃダメ?
高橋さんは、大手エステサロンを経て27歳で独立後、多くの芸能人や著名人に"ゴッドハンド"と呼ばれて支持されてきたエステティシャン。
日ごろから多くの女性の肌に触れる高橋さんが、今の季節最も悩んでいる人が多いと感じるのは「乾燥」に関する悩みなのだそう。実際に、カネボウが全国の店頭の肌測定機器で収集したデータでも、湿度が低くなる12~3月にかけて肌の水分量も大幅に減少していることがわかります。
「私も乾燥がすごくイヤなので、家では加湿器2台プラス小型のスチーマーを卓上に置いて湿度を上げたり、水分を多めに摂ったりするようにしています。やはり肌が乾燥すると、小じわが目立ったり、顔が突っ張って肌が疲れたりしてしまうんですよね」と高橋さん。
また、セミナーでは首の乾燥にも着目。顔よりも首のほうが乾燥しているというデータも紹介されました。
これについて高橋さんは、「首って見落とされがちなんですが、エステで『フェイシャルケア』と言うと、必ずデコルテから上をケアされるはずです。首は重たい頭を支えているので疲れやすく、年齢が一番出る部分なんです。しかも自分ではなかなか気が付きにくい。だからこそ、顔と同じくらいケアが大切なんです」と話しました。
毎日のケアはどうすれば?
では、お肌の大敵「乾燥」に対して、どのようにケアすればいいのでしょうか?
今回は、同社のスキンケアシリーズ「LISSAGE(リサージ)」の保湿化粧水「スキンメインテナイザー」を使用して、高橋さんによるスペシャルケアレッスンが行われました。同商品は、化粧水と乳液が一本になっていて、質感や仕上がりの異なる14種類から自分の好みや肌に合うタイプを選ぶことができるのが特徴です。
お手入れ手順
1. まずは乾いたコットン2枚に3プッシュし、なじませる
2. 1枚ずつに分けて、それぞれ人差し指・小指と中指・薬指で挟んで持つ
3. 顔の中央から外側に向かってパッティングをしていく。おでこや小鼻も忘れずに
4. 首元は下から上に向かってパッティングをする
ポイント:軽くたたきこむような感じでまんべんなく100回たたく
5. さらに1プッシュを掌にとり、顔全体・首につける
6. 下から上に向かってマッサージをし、中央まできたら上に流すようになじませる
7. 顎先から噛み合わせ、口角から噛み合わせ、鼻横から噛み合わせ、おでこ中央からこめかみに向かって流す
8. 最後に掌全体を使って顔や首元を包み込む
ポイント:一日中さらされた顔の疲れをとるように優しく包み込んで肌をリラックスさせる
コットンマスクを使ったスペシャルケア
ここまでが普段の寝る前のお手入れ。ここからは高橋さんにスペシャルケアを教えていただきます。
スペシャルケアの手順
1. 水で濡らしたコットン3枚に5プッシュしてなじませる
2. 1枚のコットンを2枚に割いて、顔全体を覆うように貼りつけていく
3. 軽くなじませた後ツボ押しをする。頬骨の下に指を3本当てて、骨を押し上げるように5秒ほど刺激する
4. 頬骨の下を噛み合わせ部分まで3カ所ほど押していく
ポイント:頬骨の下は「美肌のツボ」だそう。パックをする時間がない時には、このツボ押しだけでもオススメ
5. 次に首のストレッチ。顎下に両手を当てて首のシワを伸ばすように上に持ち上げる
6. 10~15分ほど置いたらコットンをとり、掌でなじませる
7. 下から上に向かってパッティング
8. 軽くもみこむイメージで指先を使って頬をマッサージする
9. 最後に掌に1プッシュとり、顔や首全体に圧をかける
高橋さんによると、毎日パックをするのが理想だが、忙しくても1週間に1回はパックしてほしいとのこと。
まだまだ乾燥する季節は続きます。自宅で簡単にできるスペシャルケアで、お肌をいたわってあげてください。