10ヵ月という長いようであっというまの妊娠期間。大きなおなかをさすりさすり、もうすぐやってくる赤ちゃんとの暮らしをいろいろと想像しながら心の準備をする時間は、ドキドキ楽しいものですよね。
おっぱい、おむつ、だっこ、げっぷ、寝かしつけ、お散歩。はじめてのおでかけ、いよいよ離乳食。ひとつひとつに理想のイメージがあって、イメージの中の自分はとっても幸せそうに赤ちゃんと向かい合ってたりして。
でも、でもでも。実際に赤ちゃんが生まれてからは、なかなか理想通りにいかないもの。想像以上にハードなお産。そして予想以上に思うように動かない産後の身体。わくわくと思い描いていた「理想の子育てのイメージ」が、だんだんと自分を追いつめるストレスに変わっていったりすることも。
とっても真面目で頑張り屋さんなママほど、理想通りにできない自分に憤りを感じてしまうのかもしれません。
おっぱいは三時間ごとにあげなくちゃ。
スマホもテレビも見ないで、赤ちゃんに集中しなきゃ。
寝かしつけは最後までやさしく寄り添わなくちゃ。
できるだけ規則正しく寝起きしなくちゃ。
料理も洗濯も、赤ちゃんが寝ている間にすませなくちゃ。
部屋はいつもきれいに片付けておかなくちゃ。
離乳食は完全手作りじゃなきゃ。
赤ちゃんがいてもきれいでいなくちゃ。
せっかくの赤ちゃんとの暮らし、おしゃれでいなくっちゃ。
たしかに。たしかにね。これ、ぜーんぶできていたら、すばらしいです。それこそ、完璧ママです。本当に尊敬します。素敵過ぎるし、心の底から憧れます。