JR西日本は17日、京阪神エリアにおけるインバウンドの取組みとして、一部の駅で試行を進めていたソースネクストのAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク) W」を正式に導入し、同社が準備するコミュニケーションツールの一部に加えると発表した。
新たに正式導入する「ポケトーク W」は世界74言語に対応し、互いに相手の言葉を話せなくても、まるで通訳がいるように対話できるAI通訳機。対話のために設計された専用機ならではの使いやすさが特徴だという。
おもな導入駅は京都駅・嵯峨嵐山駅・新大阪駅・関西空港駅・西九条駅・新今宮駅・奈良駅・新神戸駅・三ノ宮駅・神戸駅・姫路駅。その他にも、海外からの利用客が多く訪問する駅へ機動的に配置し、乗換案内やきっぷの種類の説明など各種案内に利用する。導入日は1月21日からとなる。
なお、JR西日本では「ポケトーク」以外にも、京阪神エリアにおける海外からの利用客とのコミュニケーションツールとして、電話による多言語通訳サービス、タブレット端末による翻訳、一部のタブレット端末でビデオ通話による通訳サービスを利用し、京阪神の11駅では外国人スタッフによる対面での案内などを行っている。