キヤノンのフルサイズミラーレス「EOS R」用のRFレンズは、現在までに4本が発表されています。それらの交換レンズ群は描写性能を重視した高価な「Lレンズ」ばかり……と思われがちですが、実はリーズナブルでコンパクトな単焦点レンズもあるのです。その名は「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」。最大撮影倍率が0.5倍で小型軽量のハーフマクロレンズです。
レンズはかなりコンパクトな設計ながら、レンズの光学式手ぶれ補正機構とEOS RのデュアルセンシングISにより、手ぶれ補正の効果は5段分を誇ります。マクロ撮影時に有効なハイブリッドISも搭載し、オールマイティーに活躍できるワイドレンズに仕上がっています。
小型軽量ながら優れた描写、手ぶれ補正も満足
レンズ構成は9群11枚、絞り羽根は9枚で円形絞りを実現。描写性能やボケの表現も満足できました。重量は305gなので、EOS Rに常時装着しながら歩いても気にならないサイズ感がいいですね。
EOS Rの1本目の交換レンズは標準ズーム「RF24-105mm F4L IS USM」(実売価格は税込み15万円前後)が定番ですが、より軽快に使える明るい単焦点レンズが欲しい!という人はこちらもオススメといえます。