第160回芥川賞が16日に発表され、上田岳弘氏の『ニムロッド』と町屋良平氏の『1R1分34秒』がダブル受賞となった。社会学者・古市憲寿氏の『平成くん、さようなら』は、受賞を逃した。

古市憲寿氏

『とくダネ!』『ワイドナショー』(フジテレビ)でのコメンテーター、『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日)でのパネリストとして台頭し、最近では『今夜くらべてみました』(日本テレビ)などバラエティ番組での活躍も増えてきた古市氏。今回、芥川賞には初めての候補となっていたが、この発表直後にTwitterで「がーーーーーん」とツイートした。

この後、都内ホテルで受賞会見が行われ、賞金100万円、賞品として時計が贈られ、2月下旬に都内で贈呈式が行われる。

芥川賞には他にも、鴻池留衣氏『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』、砂川文次氏『洗浄のレビヤタン』、高山羽根子氏『居た場所』が候補に。この後発表される直木賞には、今村翔吾氏『童の神』、垣根涼介氏『信長の原理』、真藤順丈氏『宝島』、深緑野分氏『ベルリンは晴れているか』、森見登美彦氏『熱帯』が候補になっている。