女優の市原悦子さんが12日に死去したことを受け、市原さんの主演ドラマ『家政婦は見た!』(テレビ朝日)4作品、『さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト』(フジテレビ)が、それぞれ再放送されることが決定した。
テレ朝では、17日に『追悼・市原悦子さん 家政婦は見た!18 あなたは美しくなれる 美容整形クリニック 甘い誘惑の秘密』(13:59~ ※関東ローカル)、18日に『追悼・市原悦子さん 家政婦は見た!21 大財閥デパート王の表と裏の二つの顔!影の家族の相関図』(13:59~ ※関東ローカル)、19日に『追悼特別番組 市原悦子さんを偲んで 家政婦は見た!24 美貌の女帝とデパートの帝王 昼と夜二つの顔の秘密!』(20:54~)、20日に『追悼特別番組 市原悦子さんを偲んで 家政婦は見た!25 美貌の女社長8000億の秘密!! 秋子に似た女の謎…』(21:00~)を放送。
『家政婦は見た!』シリーズは1983年7月2日放送の『松本清張の熱い空気 家政婦は見た!夫婦の秘密“焦げた”』からスタートし、以降『土曜ワイド劇場』の看板シリーズとしてお茶の間の人気を集めた。1984年10月13日放送のシリーズ第2作で獲得した30.9%(※ビデオリサーチ調べ、関東地区)という視聴率は、40年に及ぶ『土曜ワイド劇場』の長い歴史の中で、歴代最高視聴率だ。その後も2008年7月まで約4半世紀にわたって全26作が放送され、市原さんの代表作として知られている。
フジでは、19日に『さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト』(13:35~)を緊急編成。自らの勘と主婦ならではの独特の推理で事件を解決に導く桜乙女刑事(市原さん)の活躍を描く人気シリーズの最終作で、17年3月の放送当時、市原さんは「『おばさんデカ』は皆さんかわいいって言っていただいて、評判がいいんですよ。私がっていうより、乙女という役がかわいいんでしょうね。(今回)乙女はとても大変な状況になりますが、相変わらず夫と仲良くいます。いつも通りの幸せがあればいいんだ、ということが伝わればいいなと思います」とコメントを寄せていた。