テレビ東京系新木ドラ25『デザイナー 渋井直人の休日』(2019年1月17日スタート 毎週木曜25:00〜)の製作発表会見が16日に同局で行われ、光石研、黒木華、岡山天音、松本佳奈監督が登場した。
同作は、渋谷直角の最新コミックを実写化。52歳独身のデザイナー・渋井直人が、スマートに生きているように見えながら、女性編集者、美大生、シンガーソングライター、インスタで知り合った女の子など、次々に現れるヒロインたちに玉砕。クスっと笑いながらも応援したくなるような日常を描く。
「仕事はできるんですが、恋のデザインは苦手」と役を紹介した光石。17日から撮影に入るという黒木とは、2011年の映画『東京オアシス』以来の共演になるという。光石は当時を振り返り「黒木さんが新人とは知らずにやってました。そのあとの活躍はみなさんご存知の通りだと思うんですが、当時から体幹がある。どんなフォームになっても打ち返せる。体幹がしっかりしているので、黒木さんにおんぶしてもらおうと」と絶賛する。「デビューから凝縮して、僕以上の経験をなさってると思うので、僕の方が色々お世話になって」と期待すると、黒木は「おんぶできるように気力をつけておきたいです」と意気込んだ。
また、アシスタント役の岡山とは「2人のグルーヴっていうんですか、どんどん良いようになっていった気がします」と語り、岡山は「とにかく光石さんの引き出しがすごいので。『そんなんところにもあるんですか』ってくらい、どんどん」と明かす。光石が黒木についても「もちろん、このグルーヴに巻き込んでいきます」と宣言すると、黒木は「バイヴス感じてやっていきます」とさらに意気込んでいた。
「渋井直人のようなおじさんはどうですか」という質問に、松本監督は「自意識と謙虚の狭間で揺れてる感じ」と魅力を表し、「デザイナーじゃない人も、おじさんじゃない人も同じような目線で楽しめる」と同作についてアピール。黒木は「素敵な方だなと思います。人間味があって。あまり気負わずにご飯とか誘ってくれそうで、連れてってくれそうだし、自分にないものを教えてくれそう」と褒める。しかし光石は「昨日撮影した臼田(あさ美)さんが、捨て台詞のように『渋井さんには幸せになってほしい』と言って帰っていった。自分が幸せにしないんでしょうね」と苦笑していた。