テレビ東京の新金曜8時のドラマ『記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜』(1月18日スタート 毎週金曜20:00〜)の取材会が12日に行われ、北大路欣也、風間俊介、上白石萌音、石黒賢が登場した。
同作では、北大路演じる刑事・鬼塚一路が車椅子で事件を解決する。定年間際にナイフで刺され、両足の機能を失った鬼塚は、退職後に内勤の刑事課司法係長として再び新宿東署に配属。部下・遠山咲(上白石萌音)、刑事官・神啓太郎(風間俊介)と3人で捜査を進めて行く。鬼塚は、管轄区域・新宿の街並みに完璧な記憶を持ち、昭和と平成、両方の“記憶の街”を頭に描くことで事件解決の糸口を見つけ出す。
取材会は新宿東署のセットの中で行われ、北大路は「初めての共演でもありますし、最初は少しちょっとくらいは緊張しましたけど、今はすっかり意気投合」と共演者陣について語る。「出来上がりの方は、まだ僕は見ていませんが、噂に聞くと、非常に良いと。"よし!"という気持ちになりました」と喜びを表した。
「雪もちらつくなんて話も聞きまして、足元が悪い中、大勢の方々に集まっていただいて、本当に嬉しいです。ありがとうございます」と報道陣を気遣う風間は、「いろんなことを相談しながら作りあげているという手応えがある」と自信を見せる。上白石は「顔合わせの前日はお腹が痛くなるくらい、ものすごく緊張していたんですが、みなさんお察しの通り、あたたかい方々であたたかい現場」と感謝していた。
また石黒は、注目度の高さに「テレビ東京って今すごいんだなって」としみじみ。撮影にあたり「こんな北大路さんは初めて見ました」と驚き、「チャーミングな北大路さんが素敵だな」と絶賛すると、北大路も立ち上がって頭を下げていた。
金曜8時の人気シリーズ『三匹のおっさん』とはまた違った"3人"となる北大路・風間・上白石のトリオだが、北大路は「若い方と接するというだけで嬉しいですよね。自分が期待する以上の波動をもらうんです。それが僕のエネルギーになりますから」と心境を吐露。泉谷しげるや志賀廣太郎が嫉妬していないか、と言う質問には「じじいどもは、あれはあれで……」と笑顔を見せ、「じいさん同士もいいんですけど、今は自分の気持ちも若返ってますね」と違いを明かした。
風間は「警察署内で行われるシーンはほっこりするシーンが多いんですけど、ロケに出て犯人を前にした時の、空気感のガラリと変わった瞬間を見させてもらうのは、人生においてすごい素敵な時間をいただいている。両方見ることができるのはありがたいことだなと毎日感じています」と感謝する。上白石も「本当に光栄ですし、未だに目があった瞬間に、『はあ、北大路さんだ』って思う瞬間があるくらい」とはにかみ、「カメラが回ってない時にもこれまでのいろんな話を聞かせてくださって、なんて贅沢なんだろうと思っています」と語った。