JR西日本は15日、西日本豪雨(平成30年7月豪雨)の影響で運転見合わせとなっている芸備線三次~狩留家間のうち、三次~中三田間において4月上旬から暫定的な運転再開を実施すると発表した。

  • 芸備線の普通列車(写真は2013年撮影)

芸備線は西日本豪雨の影響で第1三篠川橋りょう(白木山~狩留家間)の橋脚が流され、現在は三次~狩留家間で運転見合わせが続く。第1三篠川橋りょうの復旧工事が順調に進捗すれば、今年秋頃に芸備線全線で運転再開できる見込みとなっている。

このうち三次~中三田間について、おもに新学期から通学等で利用する人向けに移動手段を確保するため、4月上旬から暫定的に運転再開することとなった。朝夕時間帯に数往復程度の運転を計画しており、昼間時間帯は運休する。「当該区間において今後も安定的に運行を行うには線路を強化しておく必要があるため、線路改良工事を行う時間帯を確保しながら運転を行います」とJR西日本。具体的な運転再開日と運転計画は決まり次第、発表される。

ゴールデンウィーク期間と夏休み期間は集中的に線路改良工事を実施するため、終日にわたり列車を運休する。現在、三次~下深川間で運行される代行バスについては、暫定的な運転再開後も引き続き実施するとのこと。