ハイブリッド型総合書店「honto」はこのほど、「本の選び方」に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は2018年12月5日~10日、直近1年で書籍を1万5,000円以上購入した1,000人を対象にインターネットで実施したもの。

  • よく読む本のジャンルについて、本を購入する際に選び方で困った経験はあるか

    よく読む本のジャンルについて、本を購入する際に選び方で困った経験はあるか

よく読む本のジャンルについて、本を購入する際に選び方で困った経験はあるか尋ねたところ、48%が「たまにある」、7%が「よくある」と答えた。

よく読む本のジャンルについて、本の購入後に内容がイメージと異なり後悔した経験があるか聞くと、69%が「たまにある」、3%が「よくある」と回答した。

  • よく読む本のジャンルについて、本の購入後に内容がイメージと異なり後悔した経験があるか

    よく読む本のジャンルについて、本の購入後に内容がイメージと異なり後悔した経験があるか

「本の選び方で困った経験」を自由回答で答えてもらったところ、「同じ本でも出版社が違うと具体的に何が違うのかわからないことが時にある」「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからないときがある」といった声が寄せられた。

丸善丸の内本店の児童書担当・兼森理恵さんは、 子ども向けの絵本・児童書を選ぶ場合、子どものことを一番わかっている親の"感性"や"感覚"を信じて選ぶのが大切とのこと。まずは実物を手に取って開いてみることが一番で、自分にとって相性のよい本屋を選ぶことも大切だとしている。

丸善丸の内本店の社会書担当・藤村泉さんは、ビジネス書や社会書を立ち読みする際に見るべきポイントとして「目次」を上げている。目次の筋立てを見て気になる章があれば、その章の本を読み、内容や表現が求めている形で書かれていれば、自分のテーマに合う本である可能性があるという。

また、ビジネスの名著と言われている本が、その人に合うかどうかは目的や職種によってまったく変わるとのこと。キーワードを示せば、書店員は書籍を広く紹介できるので、「本選びに迷ったらぜひ声をかけてほしい」とコメントしている。