日本法規情報は1月15日、「老後の意識に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査期間は2018年11月12日~26日、有効回答は620人。
「老後が不安」は87%
自分の老後に不安を抱いているか尋ねたところ、「はい」は87%、「いいえ」は13%との結果に。続けて老後に向けて何かを備えているか聞くと、「はい」は26%にとどまったのに対し、「いいえ」が74%を占め、老後に不安を抱いている人が多いにも関わらず、過半数の人は何も備えていないことが明らかになった。
相続や年金問題など老後に起こりやすいとされるトラブルに巻き込まれた「経験がある」人は6%、「自分はないが、身の回りで聞いたことはある」人は26%で、約3人に1人にあたる32%がなんらかのトラブルに巻き込まれた経験があることが判明。一方、「自他共にない」人は68%だった。
トラブルの内容については、「相続」が62%でトップ。次いで「不動産」が14%、「病気・入院・介護」「生活費」が同率の8%、「終活(葬儀やお墓など)」が5%となった。
そのトラブルは解決したかとの問いに対しては、「解決もして、その内容に納得もしている」が30%、「解決はしたが、その内容に不満がある」が32%、「解決していない」が38%。「解決はしたが、その内容に不満がある」と「解決していない」を合わせると70%に上り、トラブルの解決結果に今なお不満を抱えている人が多いことがわかった。