女優の宮地真緒と仁村紗和が、カンテレの単発ドラマ『新・ミナミの帝王~親の心子知らず、子の心親知らず~』(14日15:22~16:47 ※関西ローカル)に出演する。
千原ジュニア演じる大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎が、依頼人が借金せざるを得なくなった問題に切り込んでいく同作。シリーズ17作目となる今作に、宮地は、百貨店で働く少し気の強いキャリアウーマンで、母を安心させるために結婚しようとするが結婚詐欺に遭ってしまう若山弥生を、仁村は、弥生の母を騙して全財産と家を奪う詐欺グループのボス・島谷冬美を演じる。
宮地は、今作について「深いな、と思いました。結婚、子ども、世間体、それから先の見えない未来への不安。私たち世代が抱えている悩みが反映されていると思うと、やりがいを感じました」と感想。さらに、「私も結婚するまでは、母に早く結婚するよう勧められていました。(結婚という)安心を求める両親の気持ちを尊重したいと思いながら、自分のタイミングがあるんだから、という葛藤。周りに置いていかれる焦燥感。弥生の気持ちはよくわかります」と自身と重ねながら弥生を演じるところもあったようだ。
一方、23歳の若手女優・仁村は「お話をいただいたときは、うれしかったです! ふり幅のある女性やから、難しいなと思いながらも、楽しんで演じました」とのこと。「男性にときめくようなかわいらしい一面もあるし、何かつらい経験があってそんな考え方を持つようになってしまったのかなと思うと、ある意味、純粋な女の子ですよね」と、冬美という役柄に対しての見解を語っている。