HKT48の指原莉乃が、13日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、NGT48・山口真帆が暴行被害を受けた事件についてコメントした。
山口が昨年12月、新潟市内の自宅マンションに帰宅した際、玄関前で2人の男に暴行された今回の事件。運営側は「本人から公表する形になってしまったことは、本人やファンの皆様への説明や対応が不十分だった」と謝罪し、「メンバーの1名が、男から道で声をかけられ、山口真帆の自宅は知らないものの、推測出来るような帰宅時間を伝えてしまったことを確認しました」と報告。防犯ベル支給などの再発防止策を発表した。
山口が被害を訴えた映像を見て事件を知ったという指原。「すべての対応がひどかったように感じます。彼女に対する対応の仕方もそうですし、こうなってしまったあとの対応もすべてが間違っていたと思います」と運営側を批判。ツイッターで問題点を指摘していたことに触れ、「私がツイッターで運営に対する批判めいたことを書いたのをガス抜きと思われて運営が『それでもういいのかな』と思うようなことは絶対にあってはいけないし、このままうやむやにしては絶対にいけないことだと思います」と厳しい姿勢を貫く。
さらに、「(防犯ベルで)警戒はできると思うんですけど、その場でどうしてくれるのという感じじゃないですか。なぜ警備を強化して、必ず自宅の玄関まで送るようにしますとか、そういう対処の仕方とか」と防犯ベル支給を疑問視し、「すべてが軽いように感じます」と強い口調で訴えた。
中でも、「今回、私が一番問題だと思った」のは、「誰がトップなのか、誰が仕切ってるのか私ですら分からない」という点。「運営のコメントも、誰の名前も顔も出ず、誰が書いてるのかも分からないコメントを中途半端に出した。誰が仕切っていて、こういうときに誰がコメントを出すのか、誰がいちばん最初に動くのかというのを仕切らないと」と組織体制の改善を求めた。
「私も昔はつけられたこともありましたし、みんなに自宅がバレていたと思うので。私は何かされたわけじゃないけど、それでも怖かった」と過去のつらい出来事を思い出す指原。「メンバーにそんな人がいるとは信じたくないけど、本人の発信を待ちたいけど、もしも情報をバラまいている人がいるんだったら何らかの処置、何らかの対処はしないといけない」と訴え、「メンバーと運営の間に立つ人間が少なすぎるので、そのケアはこれからもしたい」「関わり続けたいと思います」と今後も後輩たちを見守っていくことを誓った。
放送前、指原は自身のツイッターで「ワイドナショー、緊張しすぎて自分でも何を話していたか覚えてないくらいなんですが…。。私の考えであって、運営からの公式な見解ではないと思ってみてください」と予告。姉妹グループ運営への批判は相当の覚悟が必要だったと思われるが、それを察したファンからは「少し元気が出ました」「素晴らしかった」「しっかり発言くれてありがとうございました」「こういう時に頼れる推しが誇り」など、感謝と称賛の声が寄せられている。