現在放送中の特撮ドラマ『仮面ライダージオウ』に、仮面ライダーシノビに続く未来ライダーとして仮面ライダークイズが登場することが明らかになった。変身者である堂安主水(どうあん・もんど)を、『特命戦隊ゴーバスターズ』で桜田ヒロム/レッドバスターとして活躍した鈴木勝大が演じる。
2019年からは新章「未来編」がスタートし、さらに大きな盛り上がりを見せている『ジオウ』。主人公のソウゴ(奥野壮)が仮面ライダージオウからオーマジオウとなる未来ではなく、オーマジオウが存在しない別の未来からやってきたもう一人のウォズ、通称白ウォズ(渡邊圭祐)が変身する仮面ライダーウォズも登場。そして、1月6日放送のEP17「ハッピーニューウォズ2019」、1月13日放送のEP18「スゴイ!ジダイ!ミライ!2022」には2022年の未来で活躍する仮面ライダーシノビが参戦した。『ジオウ』の世界に新たな魅力を付け加えるとともに、シノビに変身する神蔵蓮太郎(かぐら・れんたろう)役を、スーパー戦隊シリーズ第39作『手裏剣戦隊ニンニンジャー』(2015年2月~2016年2月放送)でキンジ・タキガワ/スターニンジャーとして活躍した多和田任益(たわだ・ひでや)が演じたことでも話題となった。
そして、1月20日放送の「EP19」、1月27日放送の「EP20」には、仮面ライダーシノビに続く未来ライダーとして仮面ライダークイズが登場。「EP19」では、人々を襲う新たなアナザーライダー・アナザークイズを前にソウゴとゲイツ(押田岳)は仮面ライダージオウ、仮面ライダーゲイツに変身。アナザークイズに戦いを挑むが、そこへ突如一人の青年、堂安主水が割って入ると、仮面ライダークイズに変身する。
仮面ライダークイズは、アナザークイズを自らの手で倒すため、邪魔となるジオウ、ライダーゲイツに向かって「救えよ世界!答えよ正解!」という言葉とともに、なんとクイズを出題。その問題は「俺はお前たちとも戦う。○か、×か?」「このあと俺のキックは決まる?○か×か?」といったものなど。
この仮面ライダークイズもソウゴたちが知らない未来である2040年からやってきた仮面ライダーであり、ゲイツがオーマジオウを倒す救世主ゲイツリバイブとなるために必要なミライドウォッチをもたらす存在だった。つまり、オーマジオウの存在しない新たな未来へ導こうとする白ウォズにとっては、ゲイツに是が非でも倒してもらわなければならないライダー。もちろんソウゴ/ジオウにとっても人間を襲うアナザークイズを倒すためには、仮面ライダークイズのミライドウォッチが必要となる。
仮面ライダークイズを巡って対立していくジオウとゲイツ。さらに黒ウォズvs白ウォズ(渡邊圭祐=二役)の対立も絡み合い、物語は混迷の度を深めていく。
さらに今回は、オリジナルライダーとアナザーライダーが共存するというあり得ない現象が登場。これまではタイムジャッカーによってアナザーライダーが誕生した瞬間、オリジナルのライダーの歴史は消滅し、変身者の仮面ライダーに関する記憶も失われていた。ところが、今回の仮面ライダークイズはアナザークイズと共存し、自らアナザーライダーを倒そうとする。そこには変身者である堂安主水が、なぜ2040年から2019年の"過去"へとやってきたのか。その理由に秘密があるようだ。
堂安主水を演じるのは、スーパー戦隊シリーズ第36作『特命戦隊ゴーバスターズ』(2012年2月~2013年2月放送)で桜田ヒロム/レッドバスターとして活躍した鈴木勝大。『ゴーバスターズ』ではチームのリーダー格として、一見ニヒルでありながらも情熱を秘めたヒロムを演じた鈴木。その彼が今回はどんな堂安主水を演じ、そしてどんな変身ポーズを披露してくれるのかにも注目だ。
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