シャープは1月10日、電子辞書「Brain」シリーズの新モデルとして、高校生モデル「PW-SS6 / PW-SH6」、および大学生・ビジネスモデル「PW-SB6」を発表した。いずれも1月26日に発売する。価格はオープンで、推定市場価格はPW-SS6が43,000円(税込)、PW-SH6とPW-SB6が38,000円(税込)。

  • 電子辞書「Brain」

    シャープの電子辞書「Brain」シリーズの新モデル。PW-SS6はホワイト系、ネイビー系の2色。PW-SH6はホワイト系、バイオレット系、ブラック系、ネイビー系、レッド系の5色。PW-SB6はネイビー系、レッド系の2色。

PW-SS6とPW-SH6は主に高校生をターゲットにした電子辞書で、スペックは同じ。違いは収録しているコンテンツ数で、PW-SS6は280コンテンツ、PW-SH6は260コンテンツとなっている。収録している文学作品の数も、PW-SS6は1,000コンテンツ、PW-SH6は3,000コンテンツと異なる。

どちらも前モデルより英語の辞書を充実させており、高校生に人気の英文法書「Vision Quest 2nd Edition」(啓林館、学校専売で市販はされていない)や、「総合英語 Evergreen」(いいずな書店)などを初収録している。

  • 電子辞書「Brain」

    PW-SH6のブラック

  • 電子辞書「Brain」

    Vision Quest 2nd Edition

  • 電子辞書「Brain」

    総合英語 Evergreen

PW-SB6は、英語辞典からビジネス用語集、ビジネスマナー集など、幅広いジャンルの150コンテンツを収録した大学生や社会人向けモデルだ。

3モデル共通で、ユーザーが調べた単語を自動でリストアップする「自動単語帳」機能を備えた。PW-SS6とPW-SH6では、英語・国語・理科・地歴・公民・数学の6教科で、PW-SB6では、英語・国語の2教科でリストアップされる。

  • 電子辞書「Brain」
  • 電子辞書「Brain」
  • 高校生モデルのPW-SS6とPW-SH6では、大学受験などで使える暗記ツールも用意。左の白いシートを基準に、オレンジのシートは重要語義が見えない仕様となっている

  • 電子辞書「Brain」
  • 電子辞書「Brain」
  • 緑のシートは英単語が見えない仕様、紺のシートはすべての語義が見えない仕様だ

3モデルとも、本体は360度回転デザインを採用。キーボード部分を液晶の背面にたためば、タブレット端末のように使える。ホーム画面として、従来の「調べるホーム」「Brain Learning」のほか、今回から、好みのコンテンツやツールなどのアイコンを最大21個まで配置できる「お気に入り」が加わった。

  • 電子辞書「Brain」

    360度回転デザインを採用している

このほか共通スペックとして、本体サイズはW152.4×H18.4×D94.5mm(突起部含む)、重さは約265g。液晶サイズは5.5インチで、画面解像度は854×480ドット。連続表示時間は約130時間。本体にはmicroSDカードスロット(最大64GB)を備え、microSDカードに保存した自動単語帳などをBrain端末同士で共有可能だ。パッケージにはタッチペン、充電用のACアダプターやmicroUSBケーブルが付属する。内蔵メモリはPW-SS6とPW-SH6が約200MB、PW-SB6が約500MB。