映画『十二人の死にたい子どもたち』(1月25日公開)のジャパンプレミアが9日に都内で行われ、杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈、吉川愛、萩原利久、渕野右登、坂東龍汰、古川琴音、竹内愛紗、堤幸彦監督が登場した。
同作は、冲方丁による密室ゲーム・サスペンスを実写化。廃病院を舞台に、「死に方、タイミングが12人全員一致すること」という集団安楽死をするために集結した12人の未成年たちの前に、ルール違反の13人目の死体が現れ、ミッション達成が崩壊し出す。剥き出しになる12人の死にたい理由と、犯人捜しの追及が同時進行していく。
12人のメインキャストが集結したジャパンプレミアでは、監督以外の全員が全身真っ白な衣装に身を包み登場。いくつかの質問が全員になされ、トータライザーに「YES」と答えた人数だけが示されていく。「12人の中に好きな人がいる?」という質問には、9人がYESと答え、真っ先に疑われた坂東は「押した。マッケン」と、あっさり自白。北村も「好きだよなあ、マッケン」と納得していた。
「共演者のとんでもない秘密を知っている」という質問には、新田が「セリフ合わせに付き合ってもらってて、(萩原、渕野、坂東が)1週間くらい連続で家に泊まりにきてくれて……」とエピソードを披露。「坂東龍汰が隣に寝てくる。すると、足を絡めてくる」と高杉を使って実践すると、会場もざわつく事態に。坂東は「夏だから、冷房が逆に寒くて!」と弁解していた。
また、新田は挨拶の際に「十二人の子どもたち……あれ?」とタイトルをマジボケし、「間違えちゃった」と頭をかく。杉咲は「この映画は、衝撃的な内容なのはもちろんそうなんですけど、ひとくくりにできない。アクションもないし恋愛も描かれてないのに、ハラハラドキドキしたりクスッとしたり、心がキュッとしたり、ひとくくりにできないのがこの映画」と表し、「意外な仕掛けがいっぱいある、秘密箱みたいな映画だと思います」と語った。