しなの鉄道はこのほど、台湾鉄路管理局のEMU500型電車1編成に「しなの鉄道色」をイメージしたラッピングを施し、1月8日から現地で運行開始したと発表した。
しなの鉄道と台湾鉄路管理局は昨年3月に友好協定を締結しており、これにもとづく交流事業の一環でEMU500型「しなの鉄道色」が実現したという。
「しなの鉄道色」は同社開業時に登場したオリジナルの車体カラーで、ガンメタリック・グレーをベースに、車両両端部に赤色を配し、裾の部分に4本の白いラインが入ったデザイン。これをラッピングで再現したEMU500型(4両編成)は、おもに台湾西側の縦貫線にて、通勤電車として3年間運行する予定となっている。
なお、しなの鉄道では昨年11月から、同社の115系に台湾鉄路管理局EMU100型電車をイメージした塗色として運行中。今回、EMU500型「しなの鉄道色」が登場したことで、相互の車両デザイン交換が実現したことになる。