女優の山口紗弥加が、2月2日スタートの東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『絶対正義』(毎週土曜23:40~ ※全8話予定)に主演することが8日、明らかになった。
このドラマは、秋吉理香子氏の同名小説が原作。山口演じる、ある過去の出来事から、間違ったこと、法を犯すものを許さない“絶対正義”の持ち主である主婦・高規範子と再会した、4人の高校時代の友人たちの日常が、徐々に破たんしていく姿を、映画『コード・ブルー』を手がけた西浦正記氏らの演出で描いていく。
昨年10月期に放送された『ブラックスキャンダル』(読売テレビ・日本テレビ系)に続き、2度目の連ドラ主演となる山口は「その“正義”は正しいのか?“正義”って、誰のため? 堂々巡りの自問自答にかなりの時間を使いました。自分が演じる役に向かい、『範子!お願いだから私の前からいなくなって!』と台本を読みながら思ったのは初めてかもしれません(笑)」と、今までにない感情になったことを告白。
その上で、「このドラマは5人の女性の群像劇です。範子の“正義”が、それぞれの目線を通して描かれます。立場や状況、関係性によって様々に形を変える“正義”をぜひ、ご自身の目で確かめていただけたら幸いです」と呼びかけた。
東海テレビの市野直親チーフプロデューサーは「以前ご一緒させていただいた際、山口さんのご自身に対するストイックな姿勢と、周囲に対する思いやりがとても印象的でした。そんな山口さんと、自分が愛する人が正しくあるために、無心で行動し続ける範子が自然と重なりました」と起用理由を説明。「平成最後にお届けすることになるであろう“オトナの土ドラ”として、互いにほんのちょっと寛容であるだけで、誰もが今よりももっと生きやすい社会になるのではないだろうかということを問いかけたく、企画しました」と狙いを語っている。