Lenovoは1月7日(米国時間)、ビジネス向けノートPC「ThinkPad」のプレミアムラインのうち「ThinkPad X1 Yoga」2019年モデルを発表した。ThinkPad X1 Yogaは国内で、外出先でもPCを使う働き方をする”テレワーカー”向け製品として提供されているシリーズだ。2019年6月に提供される予定で、最小構成価格は1,929ドル(約209,300円)の見込み。
CES 2016で初代モデルが登場した「ThinkPad X1 Yoga」は、360度回転ヒンジを備え、クラムシェル型からディスプレイを回転させるとタブレットとしても使える14型の2in1 PC。今回登場した2019年モデルで第4世代となる。
第3世代の2018年モデルと比べ、本体の厚さは11%薄い15.2mmに、重さは約50g軽くなった1.35kgに進化した。ベゼル幅が狭まったことで、フットプリントも2018年モデルから17%小型化している。
オプションで選べるディスプレイは下記の通り(いずれも14型)。新しいオプションとしては、同時発表されたThinkPad X1 Carbonと同じく、横からの覗き込みによる情報漏えいを防ぐ画面フィルター機能「ThinkPad Privacy Guard」搭載ディスプレイが追加された。
- フルHD IPS(400nit)
- フルHD IPS ePrivacy(400nit)
- タッチ対応 WQHD IPS(300nit)
- DolbyVision HDR400 UHD IPS(500nit)
前モデルと同じく、IRカメラや指紋リーダーをサポート。カメラを物理的に遮断するカバー「ThinkShutter」は標準カメラ/IRカメラどちらにも搭載できるようになった。
スタイラスペン「ThinkPad Pen Pro」は標準/オプションで用意。また、拡張ドック「ThinkPad Ultra Dock」やモバイルマウス「ThinkPad X1 Wireless Touch Mouse」などの周辺機器ともつなぎやすいとしている。
LTEは従来のCat9に加えCat16 LTE-Aにも対応し、ギガビットの通信速度をサポート。WLANおよびWWANアンテナの設計も強化されたとする。
主な仕様は、CPUが第8世代Intel Core i7/i5、OSがWindows 10 Pro 64bit(上位構成時)、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)、メモリが最大16GB、ストレージが最大2TB SSD、バッテリが最大15時間など。
インタフェースはUSB 3.1 Type-C(Gen1)×2(Thunderbolt 3対応)、HDMI 1.4×1、DisplayPort 1.4×1など。本体サイズはW323×D218×H15.2mm、重さは約1.35kg(最軽量時)。カラーはアイアングレー。