Lenovoは1月7日(米国時間)、ビジネス向けノートPC「ThinkPad」のプレミアムラインとなる「ThinkPad X1 Carbon」の2019年モデルを発表した。2018年モデルから本体の厚さが1mm薄く、重さが50g軽くなっている。2019年6月に提供する予定で、最小構成価格は1,709ドル(約185,000円)の見込み。
ThinkPad X1 Carbonは、この2019年モデルで第7世代を迎える14型ノートPC。主な構成要素は第6世代モデルと近いが、本体の重さが従来の約1.13kgから50g軽くなった、1.08kg(最軽量時)となっている。本体の厚みは第6世代とほぼ同等の14.95mmで、従来から1mm薄くなった。
オプションで選べるディスプレイは次の通り(いずれも14型)。新しいディスプレイの選択肢として、横からの覗き込みによる情報漏えいを防ぐ画面フィルター機能「ThinkPad Privacy Guard」搭載モデルが追加された。
- フルHD IPS(400nit)
- タッチ対応フルHD IPS(300nit)
- タッチ対応フルHD IPS ePrivacy(400nit)
- WQHD IPS(300nit)
- Dolby Vision HDR400 UHD IPS(500nit)10bit
ディスプレイ上部のカメラは通常のHDカメラのほか、IRカメラも選択可能。Webカメラの自動撮影を防ぐための物理カバー「ThinkShutter」は、HDカメラおよびIRカメラのどちらでも選択可能となった。
音響面ではDolby Atmos対応のスピーカーシステムを搭載。LTEは従来のCat9に加えCat16 LTE-Aにも対応し、ギガビットの通信速度をサポート。WLANおよびWWANアンテナの設計も強化されているという。
上記を除く主な仕様は、CPUが第8世代Intel Core i7/i5、OSが最上位でWindows 10 Pro 64bit、グラフィックスがIntel HD Graphics 620(CPU内蔵)、メモリが最大16GB、ストレージが最大2TB SSD、バッテリが最大15時間など。
インタフェースはUSB 3.1 Type-C(Gen1)×2(Thunderbolt 3対応)、HDMI 1.4×1、DisplayPort 1.2×1など。本体サイズはW323×D217×H14.95mm、重さは約1.08kg。