米HPは、米ラスベガスで開催される「CES 2019」に合わせて、高性能ノートPC「HP Spectre 15 x360」に15インチのAMOLED(有機EL)パネルを搭載した最上位モデルを発表した。iPhone XSなど、スマートフォンでは有機ELパネルを搭載する機種が上位モデルを中心に増えているが、画面サイズ15インチ以上のノートPCで有機ELパネルを搭載するのは世界初。

詳細なスペックや価格は明らかにされていない。米国での発売は2019年3月で、日本での発売は未定。

  • 米HPが発表した「HP Spectre 15 x360」の新版。ノートPCとしては初めて、15インチのAMOLED(有機EL)パネルを搭載したのが特徴だ

デザインは、日本で2018年12月に販売を開始した「HP Spectre x360 15」と同じで、パネルを有機ELに置き換えた。パネルはコントラスト比が10万:1の高コントラストタイプながら、有害なブルーライトを大幅にカットして目の疲れを抑えられるという。HDR表示にも対応する。

  • デザインは日本でも販売している「HP Spectre x360 15」を継承する

  • デザインの工夫で高級感も十分だ

本体は、パネルが360度回転するコンバーチブルタイプの2in1構造となっており、オーソドックスなクラムシェル式だけでなく、タブレットのようにも使える。ボディはアルミニウムの削り出しで作られており、側面はエメラルドカットを施すことで鋭く輝く。

  • コンバーチブルタイプの2in1構造なので、パネルを回転させればさまざまな状態にして使える

  • 完全タブレットスタイルでも使える

本革ノートPCは新色を追加

天板やパームレストなどに本革を用いた2in1ノートPC「HP Spectre Folio」は、新色としてワイン色(Bordeaux Burgundy)を追加するほか、新たに4Kディスプレイが選択できるようにした。こちらも日本への投入は未定。

  • 本革を用いたノートPC「HP Spectre Folio」は、ワイン色の新色を追加する

  • 天板やパームレストなどに本革が使われている