ASUSは6日(米国時間)、クリエイター向けの17型モバイルワークステーション「StudioBook S」(W700)を、米ラスベガスで開催する「CES 2019」にあわせて発表した。プロセッサにIntelのXeon Eシリーズ、グラフィックスにNVIDIAのQuadro P3200を採用している高性能PCだ。

  • StudioBook S(W700)

3DやVRコンテンツを快適に処理できる性能を備えながら、現場や打ち合わせ場所など外出時に持ち運べる17型ノートPC。重さは2.39kgで、クリエイターやデザイナー、建築家、プログラマなど、高性能なPCを必要とするユーザーに適する。

同社が「NanoEdge」と呼ぶ、上側が7.4mm・左右が5.3mmの狭額ベゼル(下側のベゼルは一般的な太いベゼル)を採用し、本体サイズをできる限り小型化した。同社調査によると、多くの人々が所持するバッグは15インチサイズのPCを持ち運べるサイズだったため、17型の大型液晶を搭載しつつも15型サイズまで本体サイズを絞り込んだという。

ディスプレイの解像度は1,920×1,200ドットでアスペクト比は16:10。色域はDCI-P3 98%をカバーする。インタフェースは、Thunderbolt 3 USB-C×1(Display Port 1.4対応)、USB 3.1 Gen2 Type-A×3、HDMI 2.0×1、SDカードスロット×1、オーディオジャックなど。指紋認証センサーもパームレスト左側に装備している。

  • フルフラットに開けるため、数人でディスプレイをのぞき込みながら打ち合わせできる

主な仕様は、OSがWindows 10 Pro 64bit、プロセッサがIntel Xeon E-2176MもしくはIntel Core i7-8750H、グラフィックスがNVIDIA Quadro P3200 6GB、メモリが最大64GB、ストレージが最大4TBなど。

通信インタフェースはWi-Fi 6(IEEE802.11ax)とBluetooth 5.0。Wi-Fi 6はIEEE802.11axの新しい名前で、現在普及しているIEEE802.11acの次世代規格として標準化が進められている無線規格となる。

本体サイズはW382×D286×H18.4mm、重さは約2.39kg。発売時期を含め、製品の詳細は未定だが、今後数カ月以内にリリースされる予定。価格や発売時期などは、発売日に発表される予定だ。