2017年8月開催の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」で応募総数8万150通の中からグランプリに選ばれた井本彩花(15)。デビュー数カ月後、事務所の大先輩である米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』で女優デビューを果たし、米倉と堂々の共演。2018年は『あなたには渡さない』(テレビ朝日系)で初めて連ドラレギュラーを務めた。
オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」が昨年12月4日、東京・明治記念館で行われ、前年に続いて参加した井本。右も左も分からず、あどけなかった表情が今回はきりりと引き締まる。『あなたには渡さない』で木村佳乃の娘役を熱演し、大きな成長を遂げていた。
“ビンタ”で15歳は最高のスタート
――2年連続での晴れ着撮影会参加。おめでとうございます。
本当にうれしいです。当時はデビューして4カ月。まったく状況が飲み込めないままの参加でした。2018年は良い緊張感を持てるようになって、こういう取材やお仕事に対しての思いが本当に変わって。1つ1つのお仕事に対する感謝の気持ちを忘れてはいけないということを学びました。
――前回と見違えるほど大人になられて驚いています(笑)。
全然! 中身は子供です! お仕事をたくさんやらせていただいて、初めての出来事がたくさんありました。くら寿司のCM、日枝神社の広報大使など、初めてのことが成長につながったのかなと思います。よく「落ち着いている」と言われるんですが、今年はより緊張感を持てるようになりました。
――『あなたには渡さない』では、ビンタのシーンが話題になりましたね。
台本を渡されて、「佳乃さんにここまで反抗するの!?」とびっくりしました。ビンタされる時のセリフは絶対に口にしたことがない言葉だったので、最初読んだ時は本当に理解することが難しくて。プロデューサーさんや監督さんから、どのような気持ちから発した言葉なのかを丁寧に説明していただいて、感情の入れ方も分かってきて最終的には佳乃さんに本気でぶつかることができました。現場では誕生日を祝っていただいて、それからのビンタのシーンだったのですが、15歳の最高のスタートを切ることができました。
木村佳乃「何回失敗してもいい」
――それこそ緊張感のあるシーンですね。
ビンタをされるのは1回で撮れました。その役に入り込んでいたので、ドキドキとかはなくて、怒りの感情の方が強かったです。打たれて睨んだあとに、ヒリヒリと遅れて痛みが来ました。カットが入るまでは何も感じなかったです。カットがかかると「痛い!」。佳乃さんが本気でぶつかってくださったので、それに引っ張られて私も挑むことができました。
――木村佳乃さんから掛けられた言葉で覚えていることはありますか?
クランクインの時、はじめは慣れない環境で、なかなかOKが出なくてすごく苦戦していたんですが、クランクインの日が木村佳乃さんとの2人のシーンでした。佳乃さんが「大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてくださって。「何回失敗してもいいから、自信を持ってやりなさい」とお言葉をいただけたのが力になりました。本当に太陽のような明るい方。現場に入られただけで、ぱっと空気が変わるというか。気さくに話しかけてくださって、本当に大好きな方です。
周りのスタッフさんへの佳乃さんの気遣いを見て、やっぱりあいさつがいちばん大切だと思いました。みなさんのお名前を覚えてお声掛けしたり。「おはようございます!」のあいさつだけでも印象が変わると感じたので、私もあいさつを大切にしていきたいと思います。
■プロフィール
井本彩花
2003年10月23日生まれ。京都府出身。A型。2017年8月開催の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」で応募総数8万150通の中からグランプリを受賞。同年12月7日放送のテレビ朝日系『ドクターX ~外科医・大門未知子~』第9話に出演し、女優デビューを飾る。2018年11月期のドラマテレビ朝日系『あなたには渡さない』で初めて連ドラレギュラーを務めた。