「プリティーシリーズ」大集合のライブ「み~んなでキラッとプリティーライブ2018」が2018年12月9日、千葉・幕張メッセ 国際展示場にて開催された。『プリティーリズム』シリーズから『プリパラ』、そして現在放送中の『キラッとプリ☆チャン』まで連綿と続く、「プリティーシリーズ」全シリーズを横断する初のライブイベントは、夢のような瞬間が次々訪れる、少し早い「プリスマス」プレゼントのようなものとなった。本稿では、そのうち昼の部の模様をお届けする。
本イベントの出演者は、茜屋日海夏(真中らぁら役)/芹澤優(南みれぃ役・赤城あんな役)/久保田未夢(北条そふぃ役・萌黄えも役)/山北早紀(東堂シオン役)/澁谷梓希(ドロシー・ウェスト役)/若井友希(レオナ・ウェスト役・緑川さら役)/牧野由依(黒須あろま役)/渡部優衣(白玉みかん役)/真田アサミ(ガァルル役)/斎賀みつき(紫京院ひびき役)/佐藤あずさ(緑風ふわり役・ファララ・ア・ラーム役)/伊達朱里紗(夢川ゆい役)/大地 葉(虹色にの役)/山田唯菜(幸多みちる役)/朝日奈丸佳(華園しゅうか役) /山下誠一郎(夢川ショウゴ役)/小林竜之(三鷹アサヒ役)/土田玲央(高瀬コヨイ役)/林 鼓子(桃山みらい役)/厚木那奈美(青葉りんか役) /森嶋優花(紫藤める役)、Run Girls, Run!、わーすた(坂元葉月、廣川奈々聖、松田美里、小玉梨々華、三品瑠香)、阿澄佳奈(春音あいら役)、大久保瑠美(上葉みあ役)、加藤英美里(彩瀬なる役)。
▼ライブの幕開けを、主題歌アーティスト2組が見事に飾る
開演時刻を迎えたステージ上には、3つの大きな風船が膨らみ始める。そしてそこに映し出された数字が10からカウントダウンされていき、0になってそれが割れると、そのうしろから声優ユニット・Run Girls, Run!の3人が登場。
『キラッとプリ☆チャン』のOP映像をバックに、「キラッとスタート」でイベントの幕を開ける。歌声はもちろん、1-Bメロから動きもダイナミックな林に、表情豊かな森嶋、そしてひょいっと軽く脚を上げてみせる厚木と、三人それぞれパフォーマンスでも魅せていく。特に林のキラキラ笑顔は、この場に立つ楽しさをありありと伝えてくるもののように感じられた。
そして続いて披露された、現在オンエア中の2nd OPテーマ「Go! Up! スターダム!」では、頭サビ明けから「Go! Go! Up!」のコールが響きわたるなか再びエネルギッシュなステージを展開。Bメロでの脚の細かな振付ではソロを執りながら厚木がメリハリをつけてピシッピシッと魅せ、森嶋が自分の担当パート以外終始手を振っていたりと、持ち前のフレッシュさで全力のキラッとライブの幕開けを飾っていった。
続いて登場したのは、アイドルグループ・わーすた。interludeに乗って登場すると、まずは『キラッとプリ☆チャン』1st ED「プリティー☆チャンネル」からステージスタート。こちらもED映像を背負いながらキュートなボーカルとダンスでさらに会場を盛り上げつつ、サビの「ちゃんちゃんぷぅー」のキラーフレーズでは会場中から大きな大きなコールを呼び起こす。また、歌詞になぞらえたキュートなサビの振付も、視覚面から観客を楽しませてくれた。
さらにこちらも2nd ED「KIRA KIRA ホログラム」を披露。タイトル通りキラめくようでいて、加えて爽快感もあるこの曲も全力で披露。サビではLEDスクリーンに、タイトルとメンバーカラーにちなんだ5色のホログラムと星が映し出される好演出も。加えてメインボーカルを執る廣川奈々聖・三品瑠香を中心とした5人の歌声も、まっすぐ飛んでくる素敵なものだった。
▼次々登場するプリパラアイドルが、ファンを絶えず楽しませ続ける
そしてイベント本編のOP映像が上映され、その最後に『プリティーリズム』『プリパラ』『プリ☆チャン』3つのロゴが合体しイベントロゴが誕生すると、LEDモニターの隙間から茜屋、芹澤、久保田、山北、澁谷、若井の6人が登場。そらみドレッシングとして歌い始めた「Memorial」は、まさにシリーズ全体を繋ぐメモリアルな瞬間にピッタリのナンバーだ。サビ前から生ハモを織り交ぜるというテクニックも魅せつつ、ここではあくまでもキャラクターとして歌唱。2サビ明けの間奏でのチーム結成の儀式を模した振付部分では、トモチケをパキる瞬間バックのスクリーンにアニメの映像も大写しに。誓いのシーンが「マクパリ」にて実現した。
続いては、メドレー形式で次々とバトンタッチしていくブロックへ。まずは「ソロライブ、盛り上がっていくぷりー!」とのシャウトとともに、下手側からトロッコに乗った芹澤が登場。みれぃのソロ曲「ぷりっとぱ~ふぇくと」を披露する。Bメロの「ぷり!」のコールを、片耳を突き出して積極的に受け止めながら会場を盛り上げていると、こちらもトロッコに乗って登場した久保田にバトンタッチ。
久々の「太陽のflare sherbet」原曲バージョンの披露に、会場はまたも沸き返る。頭サビ後からのセリフから、クールでちょっと挑発的な笑みを浮かべながらのステージングまで完全に「そふぃ様」として観客を虜にすると、今度はセンターステージに登場した山北が、「絶対生命final show 女」にてダンスも歌声もとにかくカッコよく魅せる。またサビ直前の前蹴りや大サビ直前のセリフなど、決め所をビシッと決めて場内全体のハートを撃ち抜くと、今度は客席後方からトロッコに乗った山田が「GOスト♭コースター」を歌唱。
「ミーチル」となって下々の者を従えるように、高所からフロアを見下ろしながら堂々のステージングを展開する。と、今度はメインステージに大地が登場して「あっちゃこっちゃゲーム」へ。こちらも歌唱中にトロッコに乗ると、曲中随所での大きな大きなコールを受けながら場内を爆走。中央を突っ切って後方まで走り抜け、「あざーっした!」とにのらしく締めくくった。
そしてセンターステージには伊達が登場し、「チクタク・Magicaる・アイドルタイム!」を披露。秋のツアー以上の「ゆめってる」キラキラな笑顔やステップの質など、この1曲だけで彼女のパフォーマンスのクオリティが格段にUPしていることを感じさせられた。
と、今度は朝日奈がトロッコに乗って登場。「Miss.プリオネア」を披露する姿がトロッコによく似合う。しかもそのうえで、できる限りの手フリも交えて一瞬も出番の時間をムダにしないのは、「アイドルタイム・イズ・マネー」なしゅうからしいポイントか。さらに今度は斎賀がトロッコに乗り登場し、「純・アモーレ・愛」を華麗に歌唱。大サビではセンターステージへと赴くと、彼女の立つ中央部はさらに一段高くリフトUP。場内全体の視線を浴びながら、今回もソロのステージを華麗にキメきっていった。