iPhoneケースはiPhoneの最大の相棒といっても差し支えない大事なアクセサリ。一風変わったiPhoneケースをつい買ってしまうというライター・鈴木朋子さんのコレクションから、2018年に買った絶妙に使いにくいiPhoneケースを紹介してもらいました。

  • iPhoneケースなのに「獲った感」がすごい


皆さーん、スマホ持ってますかー! ケースしてますかー!!

まさかスマホのケースはひとつしか持っていない、なんて人はいないでしょうね。今やスマホのケースは複数持つ時代ですよ。そう私が決めました。季節に合わせて衣替えは当たり前。TPOに合わせて変えたりね。ほら、急に毎日が楽しくなりそうじゃないですか!?

  • iPhoneケース

    主に2018年に購入したiPhoneケースの一部(とiPhone)

ということで、2018年もiPhoneケースを買いまくった私ですが、マイナビニュースへ打ち合わせに行くたびに、私のiPhoneを見て編集さんたちが失笑することが気に入りませんでした。私が集めているケースが変だっていうの……!? なぜ、この魅力に気づかないの……?? 扉を開ければ、そこにはウキウキわくわくな世界が拡がっているのに……!

そこで今回、「ケースって使いやすければいいものなんですか?(そうじゃないですよね?)」というアンチテーゼ的な主張をすべく、iPhoneケースの魅力を伝えるプレゼンの場を用意してもらいました。

ルール:私物のiPhoneケース8種をプレゼン。このプレゼンを聞いて、審査員が「これは使ってもよい」と判断したら「○」、「これは使えない」と判断したら「×」のプラカードを上げてもらう。最後に、「これは一番使いにくそう……」と思われる”最優秀ケース”を1つ選出し、動画で紹介する。

審査員はこの3人

審査員を買って出たのは、マイナビニュース デジタル編集部の個性派メンバー、磯さん、千葉さん、瀬尾さんの3名。見るからにひとクセありそうな面々です。

  • 左から家電ジャンル担当の瀬尾さん、パソコン担当の千葉さん、カメラおじさんの磯さん。後ろにいる馬は編集長・林氏。ちなみに最若手、瀬尾さんは「企画で鼻メガネ……どう?」という唐突な問いに「よろこんでかぶります!」と即答したナイスガイ

それではさっそく、勝手に選ぶ「絶妙に使いにくいiPhoneケース選手権2018」、スタートです!!

No.1:夏にぴったり! アイスキャンディ型ケース

  • iPhone

    アイスキャンディ型ケース。購入価格:980円

これは何ですか? なんて言ってはいけません。見てすぐおわかりの通り、アイスキャンディ型ケースです。シリコン素材は手に柔らかくなじみ、スマホを衝撃から守ってくれます。カラフルなチョコチップ模様もかわいい! 夏にぴったりです。バーの部分は持てませんが、これがなくてはアイスキャンディにならないんです!

  • 気分はなんでも鑑定団。見て触ってじっくり審議

磯:これ、使い込んでたの? 色が褪せてる。

鈴木:夏にずっと付けていましたが何か。

瀬尾:棒の部分、べろべろ過ぎません? 耐久性が気になる。

  • 突然、棒の部分を激しく振りはじめる瀬尾さん。あまりの激しさに動揺する鈴木(筆者)

さて! 判定していただきましょう! 結果は……!? せーの、ドン!!

  • 結果は、瀬尾さん「○」、千葉さん「○」、磯さん「×」。意外と好感触か

瀬尾:素材もさわり心地いいし、色もかわいかったので「○」です。僕が使うならバー(棒)の部分を切りますけど。

千葉:ズボンの後ろのポケットに入れたときに、バーを引っ張れば取り出しやすそうなので「○」です。

磯:色あせて怪しいピンクになっちゃってるから「×」。エロくなっちゃってるから。


No.2:猫を愛する人に悪い人はいない! 猫型ケース

  • 猫型ケース。購入価格:1180円

近頃のスマホは、薄型化、軽量化を目指してエンジニアが切磋琢磨しているようですが、次に紹介するのは、すべてを無駄にするこの造形が魅力! の猫型ケースです!

猫、かわいいですよね。私なんて家に猫がいるのに、Instagramで毎日猫を見ていますよ。スマホだって猫にできますよ。ほら、ちょっと大きくなっちゃったけど、かわいい猫になったでしょ。iPhone X本体から幅は2倍、縦は1.5倍くらいの増量感でしょうか。ついでに言えば重いです! でも、指を入れて、スマホをがっちりホールドできます! 手の大きい人ならね!

  • リボンの部分に指を入れてホールドできる

磯:電車の中とかでこれ使ってて、周りの人に何か言われないの?

鈴木:子どもに指をさされます。

千葉:大きいですよね。片手でギリギリ掴めるということは、両手操作が必須なわけで……。

  • うーん……かわいい……けど……

  • やっぱ大きいよねえ……

さて! 判定していただきましょう! せーの、ドン!!

  • 結果は、瀬尾さん「×」、千葉さん「×」、磯さん「○」。厳しいコメントが飛び出す結果に

磯:これは非常にラブリーなので「○」。猫ちゃんブームだし、エレコムの製品というところにもびっくりした。カメラにもケースがかぶらないしね。

千葉:片手で操作できないところがつらいので「×」です。

瀬尾:ポッケに入らないので「×」です。バッグにも入りづらそう。


No.3:これであなたもスナイパー! ピストル型ケース

  • ピストル型ケース。※購入価格:390円

ゴルゴ13になりたいあなたにぴったりなのが、このピストル型ケース。雑貨ショップで390円で購入しました。たった390円でスナイパーへの夢が叶ってしまいますよ。このケースの良いところは、バッグやポケットからサッと出せるところ。カラバリはピンクと黒の2種類。引き金部分は可動式でちゃんと引けちゃいます。「カチン」と音が鳴るだけですけどね。そして、国内線でも機内持ち込みができない事例も確認しています。でもそんなときは荷物と一緒に預ければいいのよ。無問題!

磯:これ、引き金が何かと連動しないの?

鈴木:何も連動しないのがいいところです。

瀬尾:上着のポケットにも入りますね。

鈴木:片手でも安定して持てるので、写真も撮りやすいですよ!

  • 瀬尾さん「胸ポケットに入るのはポイント高いですね」

  • ポーズをとってはしゃぐ審査員たち

さて! 判定していただきましょう! せーの、ドン!!

  • 結果は瀬尾さん「○」、千葉さん「○」、磯さん「×」。こちらもなかなか良い評価

瀬尾:使ってもいいかなと思ったので「○」です。飲み屋のお姉さんにもウケがよさそうだし。

千葉:390円でひとネタ取るって割り切りで「○」だなと。宴会で盛り上がりそう。トリガー引くと写真撮れるとかだったらもっとよかった。

磯:ケースの実用性がないから「×」。横画面で持ちやすいから動画が見やすい、ぐらいがメリットかなあ。

鈴木:トリガーと連携したらたぶん390円じゃ買えないですね。


No.4:カメラ女子に最適! カメラ型ケース

  • カメラ型ケース。※購入価格:460円

もはやスマホといえばカメラの時代、それならケースをいっそカメラにしてしまおう! という意欲的なカメラ型ケースです。今回のラインナップではかなり実用的。だって、かさばるところがレンズ部分のみ! ストラップが横向きに付けられ、首から提げられるので、iPhoneも安定します。まあ本当のカメラは下に来ちゃうんですけどね。あと、写真撮るとき、つい真ん中の偽のレンズを見ちゃって、本当のレンズを見てもらえないっていうワナもあります。

  • ストラップ付きで首から下げられ、その姿は一見カメラ。擬態レベルが高い

千葉:真ん中のレンズは機能するんですか。

鈴木:当然しません。ついでに写真を撮られる人がこっちを見てしまう落とし穴もあります。

磯:サンハン(※ケース上に1:3.5の表示あり)だからちょっと暗いね。ホットシューも付いてる。

  • カメラおじさん・磯さんの目つきが変わった瞬間

瀬尾:別売でフラッシュとかアクセサリーはないんですか。

鈴木:ないし。そもそもケースにアクセサリー付ける?

さて! 判定していただきましょう! せーの、ドン!!

  • 瀬尾さん「○」、千葉さん「○」、磯さん「○」……初の○3つをゲット!

磯:今までの中で一番キワモノ臭が少ないので「○」。造形に凝っているから「カメラおじさん」にはキュンと来ちゃうね。おじさんが「レンズ暗いけど君の心は明るいね」とか女子に言える。

瀬尾:それめちゃめちゃ寒いですね。

千葉:首掛け式なので、使いやすそうだなと感じたので「○」です。横動画を見ている人にも良さそうです。

瀬尾:しっかりホールドできるので「○」。写真撮るときにいいですね。

鈴木:では記念にお三方を撮りまーす。

磯・千葉・瀬尾:やっぱり真ん中見ちゃうな。