年末年始、実家に帰ってゆっくりと休むという人も多いだろう。しかしそこで独身の人々を待ち受けるのが、親や親戚からの「まだ結婚しないの?」という圧力。最近では「結婚しない選択」も一般的になりつつあるものの、親世代にはなかなか浸透していない模様……。そこで今回は、独身のマイナビニュース会員254名にアンケートを実施した。
年末年始の帰省中や団欒中に、親や親戚から結婚を促すプレッシャーを感じたことのある人は51.2%。具体的にはどんな時にそう感じるのだろうか?
「孫が欲しいと言われた」(44歳、東京都、男性)
「見合いをすすめられた」(41歳、兵庫県、男性)
「帰省の際に、年に一度会うか会わないの親戚に、結婚はまだか? とか、結婚楽しみにしていると言われること」(49歳、東京都、男性)
「兄弟の子どもを、異様に可愛がる」(48歳、京都府、男性)
「生きているうちに孫が見たいとか、しょっちゅう言われる」(48歳、神奈川県、男性)
「友人の孫の写真を見せられる」(27歳、福岡県、女性)
「あいさつ代わりに結婚したか、しないのかと言われる」(47歳、東京都、男性)
「結婚も良いものだというように結婚することの良さを色々話される時」(43歳、奈良県、男性)
「皆で食事中、なんの脈絡もなく突然婚活イベントの情報を教えられた」(38歳、兵庫県、女性)
「兄弟やいとこにお年玉を渡す時に親から言われる」(49歳、大阪府、男性)
などなど。ストレートなものから、「友人の孫の写真を見せる」など遠回しなものまでさまざまだ。それにしても、お年玉を渡してるのに言われるなんてひどい……。
それに対して、言われる側はどのように感じるのか。
「その時の気持ちについて、最も近いものを教えてください」という質問には、56.2%が「余計なお世話だと思った」と回答。言う側は「良かれ」と思っているのかもしれないが、思うようには届いていないようだ。
また、「親や親戚からの結婚へのプレッシャーを避けるためにしていることや心がけていること」としては、
「家族の集まりに極力顔を出さない」(33歳、大阪府、男性)
「実家に近寄らないことがいちばん有効」(48歳、神奈川県、男性)
「プレッシャーをかけてくる人に近づかない」(28歳、東京都、女性)
「常に冷静な精神状態を保つこと」(34歳、滋賀県、男性)
「常に冷静沈着でいること」(36歳、大阪府、男性)
「相手がいるような素振りを見せる」(33歳、神奈川県、男性)
「常に相手がいるように振る舞い、お見合いや紹介などは、うけないようにしている」(48歳、神奈川県、男性)
「ひとりでも大丈夫だというアピール」(37歳、神奈川県、女性)
「こまめに、プレゼントをして紛らわせる」(27歳、福岡県、女性)
「実家にあまり帰らない。仕事が忙しいアピールをする」(49歳、大阪府、男性)
「結婚願望がないことを正々堂々と言う」(38歳、東京都、女性)
などが挙げられた。長年の経験から「あのおばさんには近づかない」などのセンサーを身に付けている人や、「冷静な精神状態を保つ」など修業の様相を呈している人も。
しかしやはり最も多かったのは「実家に帰らない、集まりに行かない」だった。結婚の心配をするのも「親心」だと思うが、それが原因で子どもが実家に近寄らなくなってしまうのは本意ではないだろう。結婚は決して人生のゴールではない。さまざまな形の幸せを見守ってほしいものだ。