歌手の郷ひろみが30日、東京・渋谷のNHKホールで、『第69回NHK紅白歌合戦』(12月31日19:15~23:45)のリハーサルに参加し、報道陣の取材に応じた。
リハーサルを終え、郷は「自分で感情をつかみながらやりました。僕としては、今日リハーサルでしっかり頭に入れて本番に臨めればと思います」と語った。
さらに今回のパフォーマンスは細かい動きが求められるものであり、「平気な顔してやってますけど、頭の中はずっと小節を数えています」と裏話を明かす一方、「歌手の仕事をしていて良いのはこういう瞬間なんです。すごく緊張感が体中にみなぎって、一気に爆発させるという」と充実した表情で語った。
郷ひろみは「GOLDFINGER'99~GO!GO!2018~」と題し、サッカー日本代表にふんした“ものまねJAPAN”をはじめ、カーリング女子日本代表、金足農業高校の野球部員など、今年話題となった人たちを彷彿(ほうふつ)とさせる面々が次々に参加。NHKホールのロビーから歌い始めると、どんどん仲間が増えていき、最高潮に盛り上がったところで、ステージに上がる。
“ものまねJAPAN”らとのコラボについて、「色んなことをやっていただいて、見ている方が面白いと思います。そういう方々がたくさんの力を貸してくれて、平成の『GOLDFINGER'99』を締めくくれると思うと、非常に感慨深いです。全神経を集中させてパワーを捧げたいなと思います」と話した。
また、リハーサル時にIDカードをぶら下げていたことを問われると、「僕1回、(警備員に)止められたことがあるんですよ。ネタじゃないんですよ。だから絶対必須なんだと思って。『ちゃんと首から下げてください』と言われたので、それからずっとさげるようになりました(笑)」と明かし、「医者の薬も『5日間服用』と言われたら、5日間飲み切りますから。A型です!」と報道陣を笑わせていた。
そして「週3回トレーニングはしてるので、あまり体調の心配はないのですが(笑)、過信は一番いけないと思うので、健康管理をしっかりしたいです。そして自分がやるべきこと、僕でしか表現できないパフォーマンスをこれからもしていきたいです」と来年の抱負を述べた。
今年のテーマは「夢を歌おう」。2016年の第67回から2019年の第70回までの4年間、同じテーマで、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年に向けて“歌の力”で夢を応援していく。総合司会はウッチャンナンチャンの内村光良と同局の桑子真帆アナウンサーが2年連続で務め、紅組司会は広瀬すず、白組司会は嵐の櫻井翔。昨年は白組が勝利し、通算成績は紅組31勝、白組37勝となっている。