暗い場所から明るい場所へ移動したとき、iPhoneの画面がみるみる明るくなった経験はありませんか? 反対に明るい場所から暗い場所へ移動したとき、周囲の照度にあわせるように画面が暗くなった経験がある、という人もいるはずです。それは、iOSに用意されている「明るさの自動調節」機能によるものです。
この「明るさの自動調節」機能は、iOS 12では『設定』アプリの「一般」→「アクセシビリティ」→「ディスプレイ調整」の順に画面を開くと現れる、「明るさの自動調節」スイッチでオン/オフできます。オンのときはiPhone内蔵のセンサーが周囲の光量を判断、明るい場所では周囲の明るさに負けないよう画面の輝度を上げ、暗い場所では明るさがきつくならないよう輝度を下げます。
「明るさの自動調節」機能はほぼリアルタイムに作動します。「明るさの自動調節」スイッチをオンにしているとき、コントロールセンターにある「明るさ調節のコントロール」(太陽のアイコンが付いた縦長のバー)を表示した状態で、明るい場所から暗い場所、あるいは暗い場所から明るい場所へ移動してみましょう。画面が明るく(暗く)なったことが気のせいではないことがわかるはずです。
ご質問からは、画面の明るさが自動的に変化することへの違和感を読み取ることができますが、ひょっとしてiOS 10以前からのiPhoneユーザではないでしょうか? この「明るさの自動調節」スイッチは、iOS 10以前は『設定』→「画面表示と明るさ」画面にありましたが、iOS 11から現在の位置へ移動されています。しかも、スイッチは初期値でオンになっていますから、違和感がある場合は、『設定』→「一般」→「アクセシビリティ」→「ディスプレイ調整」の順に画面を開いてみましょう。