俳優の滝藤賢一が主演するNHK Eテレのドラマ『オリガミの魔女と博士の四角い時間』の拡大版が、あす29日(9:30~10:00)に放送される。

  • 加藤諒(手前)と白石聖

折り紙研究に情熱を傾ける主人公・折鶴博士(滝藤賢一)と、イタズラ好きなオリガミの魔女(声:尾上菊之助)が、日本が世界に誇る「オリガミ」の世界を、ファンタジックに描く同作。今回は、博士のもとに、江戸時代から忍者(加藤諒)とお姫様(白石聖)がタイムスリップしてくるというストーリーだ。

忍者を演じる加藤は、目元しか露出しない衣装にもかかわらず、誰だか判別できるバレバレのインパクトで、主人である姫君に忠誠を誓う役柄を公演。時代モノ初挑戦の白石がふんする姫は、おてんばな性格で、カットがかかると、滝藤が白石の美しさに思わず「かわいい…」と本音を漏らしていた。

劇中では、1枚の紙で2羽の鶴を折る「連鶴(れんづる)」と「七福神」の折り紙を紹介。博士に想いを寄せる“オリガミの魔女”を演じる尾上の演技にも注目だ。

今回の放送では、滝藤がドラマの世界を飛び出して、東京タワーと浅草で「出張オリガミ教室」ロケを敢行。「英語は苦手」と言いながら、外国人観光客に自ら出演交渉する滝藤の悪戦苦闘ぶりと、外国人たちの反応も見どころだ。

滝藤は、ロケ中に街で「オリガミ博士!」と声をかけられ、最後には、折り紙を通して「世界に羽ばたきたい」と目を輝かせていたという。

さらに、「オリガミの魔女」の生みの親でもあり、1枚の紙からさまざまな人の顔を折る「折り顔作家」の顔を持つタレント・松尾貴史の作品を集めた個展も紹介。タモリ、ビートたけし、明石家さんまの“お笑いBIG3”や、芸術家・草間彌生などのほか、2018年に活躍した有名人の顔も折っていく。

なお、来年1月3日(6:35~)には再放送もされる。