JR貨物は27日、札幌市で2019年2月4~11日に開催される「第70回さっぽろ雪まつり」会場の大通公園8丁目広場において、貨物列車をモチーフとした大雪像を制作・展示することになったと発表した。

  • 大雪像イメージ図

大雪像はおもに北海道内で活躍している電気式ディーゼル機関車DF200形(愛称「ECO-POWER レッドベア」)と、青函トンネルで活躍する交流電気機関車EH800形が牽引する貨物列車がモデルとなる。

DF200形・EH800形はあずき色のコンテナやタンクコンテナを載せた貨車を引っ張り、日本の北から南までをつなぐ鉄道網の一部として、北海道の大地や青函トンネルを毎日休まず走っている。北海道産のジャガイモの約4割、玉ねぎの約7割などが全国に向けて鉄道で運ばれており、大雪像では輸送品の一部も登場するという。

  • 大雪像のモデルとなる電気式ディーゼル機関車DF200形

DF200形は国鉄時代に製作された液体式ディーゼル機関車DD51形の置換えを目的として、1992年から製作されている電気式ディーゼル機関車。公募により決定した「ECO-POWER レッドベア(エコパワーレッドベア)」の愛称が付けられ、車体側面にロゴが描かれている。1994年、鉄道友の会ローレル賞(第34回)を受賞した。