大晦日の夕食、なに食べる? - 東京近郊と関西・東海で地域差

インテージは12月27日、「大晦日・お正月の晩ごはん」に関する調査結果を発表。調査は、同社収集のデータベース「キッチンダイアリー」から前年度年末年始の夕食メニューを抜粋・集計し、京浜・東海・京阪神エリアごとのメニューランキングをもとに各地域の特色を分析したもの。

「2017年大晦日の夕食メニューランキング」

「2017年大晦日の夕食メニューランキング」を見ると、東海(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県)や京阪神(大阪府・京都府・兵庫県)では「白飯」が1位に。一方、京浜(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)では、「天ぷらそば(温)」が断トツのトップであるのに加えて、4位、5位にも「そば」がランクイン。「江戸っ子のそば好き」が現代でも続いていることが伺えた。

また、京阪神や東海では「にぎり寿司」が上位となったほか、「すき焼き」(東海6位)や「おでん」(京阪神8位)、「鍋物」(京阪神9位)もランクインするなど、大晦日に鍋料理の人気が高い結果に。さらに、東海では8位に「おせち料理」がランクインしており、東海地方では、元日を待たず、大晦日の晩に早くもおせちが登場することがわかった。

「2018年元日の夕食メニューランキング」

続いて、「2018年元日の夕食メニューランキング」では、いずれの地域でもトップの「おせち」をおかずに2位の「白飯」を食べていることが明らかに。しかしながら、「お雑煮」に関しては習慣に違いが見られ、京浜・京阪神では3位にランクインしているのに対し、東海はランキング圏外。朝・昼は他の地域と同じくらい食卓にお雑煮が上がってはいるものの、夜に食べる習慣が薄いことがわかった。