ヌーラボは12月26日、「ビジネスコミュニケーションにおける絵文字の使用に関する意識調査」の結果を発表した。調査は9月21日~10月12日、主に同社運営のプロジェクト管理ツール「Backlog」のユーザーを対象にインターネットで行われ、1,009名の有効回答を得た。
ビジネスコミュニケーションにおけるメールやビジネスチャットの絵文字使用について賛否を聞いたところ、メールの場合では、29.6%が「絵文字を使用すべきでない」と回答したのに対し、ビジネスチャットでは、57.7%が「絵文字を使用すべき」と回答した。
メールおよびビジネスチャット等で「絵文字を使用すべき」と回答した割合を年代別にみると、30代前半(51.73%)や30代後半(50.19%)で半数を超え、ツールを問わず、30代は絵文字の使用に積極的な世代であることが明らかに。
一方、「絵文字を使用すべきでない」で最も高い割合を示したのは60代以上で50.00%。次いで50代後半(33.33%)、50代前半(30.61%)と続き、概ね年代が上がるに連れて高くなる傾向がうかがえた。
また、「自分は使用しないが、相手が利用するのはとうに気にならない」など、絵文字の使用に最も無関心な世代は、20代前半で22.03%だった。
最後に、「絵文字にまつわるエピソード」を募集したところ、絵文字肯定派からは、「クライアントが文末につけてくれた絵文字でホッとしたことが何度もあります」、「gitのコメントで絵文字が使用されていると、英語でもどんなコメントなのか流し読みでイメージがつかめて楽であった」といったコメントが寄せられた。
対する否定派からは、「謝罪関連で絵文字を利用されると、はぐらかされているようでイライラする」、「絵文字もさることながら『おなしゃす』などと書かれると、『友だちじゃねぇし』と言いたくなる」、「指摘をマイルドにしようと思って絵文字を使ったら軽く見られてしまったことがあり、それはイラっとした」などの声が。
そのほか、「絵文字を選ぶのに時間が掛かっている社員を見たことがあります。それを選ぶのに時間かけるくらいであれば、早くコメントをすればいいのに、とは思いました」という意見も寄せられた。