現役復帰を果たしたフィギュアスケートの高橋大輔選手に密着したカンテレのドキュメンタリー番組『新・誰も知らない髙橋大輔』が、あす29日(10:55~11:50 ※関西ローカル)に放送される。

  • 高橋大輔選手=カンテレ提供

カンテレでは2006年から高橋選手の取材を続けており、2014年4月に『誰も知らない髙橋大輔』と題して放送。今回は、それから4年を経て、引退から現役復帰を果たした高橋選手を追いかけた。先日の『全日本フィギュアスケート選手権』の裏側、そして試合直後の単独インタビューなども放送される。

「目標は全日本選手権の最終グループに残ること」と言って再び氷上に戻ってきた高橋選手。若い選手たちが目まぐるしい成長を見せ、4回転ジャンプが当たり前になったフィギュアスケートの新時代に、32歳という年齢で復帰を決めたのは「自分のため」だという。

取材班は、『全日本フィギュア』の試合を終えた直後の打ち上げにも同席。高橋選手は「ショートを終えて、フリーの前、すっごい緊張したんです。いやぁちょっと悔しかったです。やっちまったなぁ。本当はもうちょっとできるんだけどな…」と、自身の演技を振り返る。

今回の現役復帰にあたり、実は「4回転ジャンプの成功」にこだわっていた。公式練習の初日である21日、4回転ジャンプが成功したことが、とてもうれしかったと話し、「できるようになったぞ!というのを、みなさんの目の前で見せたかったので。一番気合をいれて挑んだのが公式練習かもしれないです」とはじける笑顔を見せる。

カンテレの居川大輔ディレクターは「『自分のスケートを取り戻したい』という理由で現役復帰した高橋選手。でも本当の理由は…どうなんでしょうか。12年間、彼を近くで見つめ続ける者として感じることがあります。みなさまにも番組を通してお伝えできればと思っていますので、ぜひご覧ください」と話している。