100均グッズだけで大掃除 - お風呂の鏡汚れや床の黒ずみを退治した

毎年、「やらなきゃ……」と思いながら気が付いたら年末を迎えてしまう大掃除。いろいろと掃除グッズを買いそろえているうちに、結構な出費になってしまうことも。

100均グッズだけでお風呂掃除できる?

そこで今回、100均グッズのみを使用してお風呂掃除をしてみたのでその様子を紹介しよう。

鏡に効くのはクエン酸? ウロコとり?

まずは一番気になっていた鏡。「くもってるなぁ」と思いながらも放置してきたせいで、こんな状態になってしまった……。頑固なウロコ汚れがこびりついて、スポンジでこすったくらいではなかなか取れない。

鏡に蓄積したウロコ汚れ……まずはここまで放置しないことが重要

鏡の掃除は、「鏡のウロコとり」と「クエン酸パック」の2種類の方法を試してみることに。

向かって右半分には、こちらの「クエン酸クリーナー」(ダイソー)を直接吹きかけ、さらにクエン酸をしみ込ませたキッチンペーパーを貼り、最後にラップで密封した。これで3時間ほど「パック」をする。

※くもり止め加工を施した鏡には、クエン酸は使用不可

ダイソーの「クエン酸クリーナー」
キッチンペーパーとラップでパック

そして左半分は、こちらの「ダイヤモンドで鏡のウロコとり」(ダイソー)を使用し、鏡を水で濡らしてひたすらこすっていく。

ダイソーの「ダイヤモンドで鏡のウロコとり」
水で濡らしてこすっていく

結構力を入れてこする必要があり、体勢も中途半端なので、かなり体力を使う作業だ。「全面クエン酸パックにすればよかった……」と半ば後悔しながら、なんとか全面をこすり終えた。

しかし、多少くもりは取れたものの、全体的に白いウロコ汚れがまだ残っている。「こんなに頑張ったのに」と落胆しながらも、ここまで放置したことを反省。気を取り直してもう一度全体をこすってみた。

すると、ピカピカとは言えないものの、全体のくもりが取れて姿もはっきりと映るほどに。若干息切れしながらも、久々にキレイになった鏡を見て達成感を得ることができた。

ビフォー
アフター

右半分のクエン酸パックのほうも、3時間ほど置いた後、パックに使用したラップで鏡をこすっていく。すでにクエン酸が水垢をふやかしてくれているので、そこまで力を入れなくてもするするとこすることができた。

パックしたラップでこする

水分を拭き取って全体を見てみると、ウロコとりでこすった左半分のほうが白い汚れがキレイに取れている。楽なのはクエン酸パックだが、効果が高いのはウロコとりだったようだ。ちなみに、水垢汚れと石けんカス汚れなど、汚れの性質や鏡の使用状況によって効果は異なる。

分かりづらいので黒い布をあててみました

高いところやすき間もばっちり

ふと見上げると天井に謎の茶色い汚れが……。ここで活躍するのが、長柄タイプのバススポンジ(セリア)。水で濡らしてこすってみると、すぐに汚れを落とすことができた。滑りやすい風呂場で台に上って高いところをこするのは危険なので、天井や壁の上のほうはこの長柄スポンジが活躍する。

天井に茶色い汚れが
セリアの「バススポンジ長柄」

次は浴槽のすき間に見え隠れするカビ汚れ。細かい箇所の汚れにオススメだという「カビとりスティック」(ダイソー)で汚れを取っていく。

浴槽の側面にカビ汚れ
ダイソーの「カビとりスティック」

平たい形状がすき間にぴったりだということもあり、水で濡らして軽くこするだけで汚れが落ちていった。

軽くこするだけでキレイになった

すき間汚れと言えば、こちらの「ポイントブラシ」(ダイソー)も優れもの。本来は洗いづらい容器などの洗浄に使うものだが、すき間掃除にも使うことができる。

ダイソーのポイントブラシ

蛇口周りのすき間に発生したピンク汚れを奥から掻きだしてくれる。

奥から汚れをかき出してスッキリ

頑固な床の黒ずみには

最後にとりかかったのが、床の黒ずみ。こちらも前から気にはなっていたが、ブラシでこすってみてもビクともしないのでつい放置してしまっていた……。床の黒ずみ汚れは、皮脂汚れや石けんカスが蓄積したものだったり、黒カビだったりとさまざまなのだそう。汚れの種類によって対処法も変える必要があるが、今回は「重曹・クエン酸パック+メラミンスポンジ」を試してみた。

ブラシでは歯が立たない床の黒ずみ……

まずは、こちらの「重曹クリーナー」を床にたっぷりとスプレーし、その上から「クエン酸クリーナー」をスプレーしていく。そしてその上からまたキッチンペーパーをかぶせて密封し、1時間ほどパックする。

重曹クリーナーとクエン酸クリーナーをかけたら
キッチンペーパーで密封

時間が経ったら、こちらのメラミンスポンジ(ダイソー)で黒ずみをこすっていく。今回は16個入りのキューブ型を使用したが、大きめや自分でカットできるものなどさまざまなサイズが販売されている。ちなみに、メラミンスポンジは床を傷つける可能性もあるので、傷がつかないか端のほうで試してから使用してほしい。

ダイソーの「落ち落ちキングメラミンスポンジ

メラミンスポンジでこすっていくと、気持ちいいほどに汚れが落ちていく。しかしスポンジが小さいためか、汚れとともにスポンジも削れていき、10cmほどこするごとにスポンジが1つ消滅してしまう。床などの広い面にはもう少し大きいサイズのほうがよかったかもしれない。とはいえ、黒ずみ汚れをキレイに落とすことができた。