12月22日から24日まで、神戸の六甲アイランドにある神戸ファッションマートにて、RIZeST Gamer's Base 2018(以下RGBと略記)が開催されました。2017年は年越しイベントでしたが、2018年は深夜帯のイベントはなしでの3日開催となりました。初日と2日目の様子をお届けします。
Logicool G CUP 2018決勝
初日のハイライトはLogicool G CUP 2018の決勝です。Logicool G CUPは日本でのe-Sports普及を目的とした大会で、2015年にスタート。2018年で4回目となります。今回は競技タイトルとして、League of Legends部門(以下LoLと略記)に加えてRocket League(以下ロケットリーグと表記)部門を新設しました。
参加チームは、LoL部門が27チーム、ロケットリーグ部門23チームで、オンラインでの予選トーナメントを経て、準決勝と決勝を迎えました。決勝戦のルールは、どちらもBO3(2勝すれば勝利)となります。
試合はロケットリーグから行われ、1NEとJustice Esports、BananaNとCiel Novaがそれぞれ準決勝を戦い、勝ち上がった1NEとCiel Novaが決勝戦を行いました。
ロケットリーグは「ラジコンカーでサッカーをする」ゲームで、一見簡単そうに見えますが、姿勢制御やチームとしての連携が問われる奥深いものとなっています。決勝ではCiel Novaが波に乗り切れずに1NEが1-4/0-8と大差を付けて優勝となりました。
LoL部門は2017年の優勝チーム「山」と準優勝チーム「QuintetTonix New Generation」が再選という因縁のマッチとなりましたが、結果は山の二連覇となりました。山はLogicool G CUPのために結成されたチームということで、2017年でいったん解散となったものの「またやるか」と新メンバーを加えて再発足したという経緯を持っているチームです。
試合は連携も見事に決まっており、解説を行ったDetonatioN FocusMeのceros選手も「プロ並みの試合」と評価していましたが、試合後にお話を伺ってみると、実はチームそろっての練習もあまり行えていないという話で驚きました。
また、山には17歳と高校生の「赤バフ」選手が所属しており、このようなオフライン対戦は初めてでものすごく緊張していたとのことですが、試合が始まると緊張しているようすもなく、対戦に臨んでいたのが印象的です。赤バフ選手は25日からオフライン予選が行われる「全国高校eスポーツ選手権」にも岡山県共生高等学校eスポーツ部として参加し、将来はプロ選手として活躍したいとコメントしていました。