新京成電鉄は25日、8800形1編成限定で、新京成沿線の高校生がデザインした干支のヘッドマークを掲出した電車を2019年1月1~15日の期間に松戸~千葉中央間(京成千葉線直通)で運行すると発表した。

  • 高校生がデザインした干支のヘッドマーク

干支のヘッドマーク電車は毎年恒例となっているが、今回のヘッドマークは初の高等学校とのタイアップ企画として、新京成沿線にある千葉県立船橋二和高等学校美術部の学生2人がデザインと制作を行った。

同校美術部は特別養護老人ホームや障がい者支援施設等と交流するなど、活動が非常に活発であり、今回の企画は沿線地域の学校と交流を深めるとともに、高校生らしい思いの詰まったヘッドマークを搭載した電車を運行させることで、地域社会の活性化をめざすという。

ヘッドマーク(55×75cm)は華やかなお正月らしい「かっこいい」イノシシ(1号車・津田沼方面に掲出)と、新京成電鉄の電車や制帽などを忠実に再現した「かわいい」イノシシ(6号車・松戸方面に掲出)の2種類あり、それぞれスケッチから描画まで1カ月以上かけて制作した力作とのこと。タイプの異なるイノシシを先頭車両(2カ所)に掲出した電車が、利用者への新年の挨拶として新京成線を走行する。