今年放送された民放連続ドラマの全話平均視聴率が出そろい、トップは、17.6%をマークした『99.9-刑事専門弁護士-SEASONII』(1月期、TBS系)となった(視聴率の数字は、ビデオリサーチ調べ・関東地区 ※以下同)。
2018民放連続ドラマ全話平均視聴率ベスト10
『99.9』は嵐・松本潤の主演で、「SEASON2」は、16年4月期に放送された人気作の続編。最終話は21.0%に達し、これが、今年の民放連ドラで唯一の20%超となった。
2位は、米倉涼子主演の『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(10月期、テレビ朝日系)。米倉×テレ朝木曜21時は、昨年は大ヒットシリーズ『ドクターX~外科医・大門未知子~』を放送して全話平均20.9%という驚異的な数字を記録したが、設定を変えても全話平均15.7%という高数値となった。
3位は、水谷豊演じる杉下右京と、反町隆史演じる4代目相棒・冠城亘のコンビが4年目を迎えた人気シリーズの『相棒 season17』(10月期、テレ朝系)。昨年同時期放送の「season16」は14.8%(17年10~12月放送分平均)だったが、それから0.7ポイント上昇して15.5%(18年10~12月放送分平均)をマークしている。
上位10作品は、TBSが4作品、テレ朝が6作品と2強時代が鮮明に。TBSはそのうち3作品が「日曜劇場」とブランド力を見せつけ、テレ朝は4作品が刑事ドラマと得意分野で結果を出した。
ゴールデン・プライム帯視聴率トップを走る日本テレビは、今年放送の連ドラで2ケタに届く作品がない状況。フジテレビは、看板枠の月9が『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(7月期)、『SUITS/スーツ』(10月期)と2クール連続で2ケタに乗せ、復活の兆しを見せている。