年末、家族で新幹線に乗って帰省や旅行を予定している人も多いのではないでしょうか。JR東日本によると、今年の年末の東海道・山陽新幹線下り(東京→博多)のラッシュは、12月29日と30日がピークになるそうです。子連れでの利用を予定しているパパママにとっては、「子どもが車内で騒いだら……」「人混みで迷子になってしまったら……」など、今から不安が尽きません。

そこで今回は、子連れで新幹線に乗車したことがあるマイナビニュース会員214名に、子連れ新幹線を乗り切るコツについてアンケートを実施しました。

  • 経験者に聞く、子連れ新幹線のコツ 「窓の外を見たらうちの子が……」

    先輩パパママに聞く、子連れ新幹線のコツは?

まずはハプニングから

まずは、実際に経験した予期せぬハプニングやトラブルについて。「お子様を連れて新幹線に乗った時、ハプニングや困ったことなどが起こったことはありますか?」という質問に「はい」と答えた人は、58.4%でした。

具体的な内容を聞いてみると、

「子どもが新幹線に乗るのに飽きて、席から立ち上がって遊びだしたり、歌いだしたりしたことがある」(47歳、東京都、男性)
「トイレに人がかなり並んでいたため、新幹線の端から端までトイレを探した」(46歳、長崎県、男性)
「子どもがあばれて前の席を蹴ったため、前の席に座っていた方に怒られました」(49歳、東京都、男性)
「私がうとうと眠ってしまった時にお漏らしして臭いで目が覚めた時」(39歳、東京都、女性)
「少し長い停車中に窓を見たら子どもが歩いていて急いで戻らせた」(47歳、大阪府、女性)
「自分が乗り物酔いで子の世話どころではなかった」(40歳、三重県、女性)
「乗り継ぎで子どもだけ取り残されて扉がしまる寸前」(43歳、新潟県、男性)
「一度、間に合わずに座席で吐いてしまったことがあります」(45歳、京都府、男性)
「トイレに行きたくなったが車内のは使いたくないと言われた」(36歳、宮城県、男性)
「まだあかん坊のころ、泣き止まずに困った」(45歳、滋賀県、女性)

など、子どもが泣いたり、車内に取り残されそうになったりといった体験談が挙げられました。

その中でもとくに多かったのが、トイレにまつわるトラブル。乗車率が100%を超えることも多い連休などは、大人ですらなかなかトイレに行けず困ることもありますよね。子ども連れの場合は、子どもが「トイレに行きたい」と言わなくても、前もってトイレに連れて行ったほうが良さそうです。

新幹線に乗る時の必需品

では、みなさんどのように対策をしているのでしょうか?

「お子様を連れて新幹線に乗る時の必需品などはありますか」という質問に対して「はい」と答えたのは76.6%。

やはり、子どものお気に入りのおもちゃやタブレット、ゲーム機、お菓子など、子どもが退屈しないためのグッズが多く挙げられました。

その他の回答を見てみましょう。

「タオルはたくさん用意してます。吐いたり、漏らしたり、こぼしたり、とにかく緊急時はよくタオルを使います」(38歳、長崎県、男性)
「トイレなど席を外す際に貴重品だけ持って行けるように小さめのショルダーバッグ」(30歳、広島県、女性)
「酔い止め薬とお菓子類」(48歳、東京都、男性)
「酔い止め、エチケット袋」(45歳、埼玉県、男性)

慣れない新幹線で乗り物酔いや嘔吐してしまうことも。先述のようにトイレが混雑している場合もあるので、酔い止めやエチケット袋、タオルを用意するという人もいました。

座席予約にもこだわりを

「お子様と新幹線に乗る時に工夫していることなどはありますか」については、70%が「はい」と回答しました。

具体的には、

「窓際の座席を予約する。アイパッド用のイヤホンと充電器を用意する」(47歳、東京都、男性)
「(東海道新幹線の場合)こだまを利用する。抜かされ待ちの時間でホームを走らせる」(45歳、兵庫県、男性)
「新幹線に乗るまでは、あまり睡眠をとらせず、乗車後に寝かせてます」(46歳、長崎県、男性)
「グリーン車を使って、静かな環境を確保する」(48歳、福島県、男性)
「なるべく車両ドア側で、前の座席がないところにする(子どもが前の席を蹴らないようにするため)」(43歳、埼玉県、男性)
「できるだけ荷物を少なく個別にまとめる(次の行動がとりやすいように)」(48歳、熊本県、男性)

といった具合に、窓際や車両ドア近くの座席を予約するなど、座席についての回答が目立ちました。

働くパパママにとっては、仕事納め後のもう一仕事とも言える子連れ新幹線。できれば何事もなく乗り切って、年末年始ゆっくりと過ごしたいですよね。このアンケートを参考に、念入りな事前準備を心がけてください。