神戸市交通局はこのほど、西神・山手線の新型車両6000形の試乗会を2月9・10日に開催し、2月中旬以降に営業運転を開始すると発表した。試乗会は神戸市内在住・在勤・在学の人を対象とし、2月9・10日ともに午前・午後の2回実施される。
西神・山手線では25年ぶりという新型車両6000形は、神戸市を拠点とする川崎重工が製造を手がけ、デザイン監修を「KEN OKUYAMA DESIGN」が担当。2016年に3候補からデザインを決める市民投票が行われ、「街に馴染む丸みを帯びたフレンドリーなデザイン」「車両を巻き込むような安心感を与えるカラーリング」に決定した。
愛嬌のあるデザインに加え、車内の座席幅を拡張し、窪み付きシートを採用するなど快適性向上を図った点も特徴に挙げられる。バリアフリー対応として車いす・ベビーカー利用者や体の不自由な人が利用しやすい優先スペース・優先座席を設け、各種照明のLED化により、省エネ性向上も考慮した仕様に。既存車両と比べて安全性も向上しており、ホームドアとの連動対応とし、火災対策も強化している。
新型車両6000形は搬入後から試運転を行い、今年9月の「交通フェスティバル in 名谷車両基地 ~B-FREE~」で2編成展示され、一般にお披露目された。今後5年間で順次、既存の全28編成の更新を行う予定とされている。
来年2月中旬以降の営業運転開始に先立ち、2月9・10日に行われる試乗会(各日とも午前・午後の2回実施)では、集合場所の西神中央駅から新型車両6000形に試乗し、新神戸駅で下車して解散。集合場所までの交通費、解散場所からの交通費はいずれも自己負担とのこと。神戸市内在住・在勤・在学の人を対象に参加者募集を行い、往復はがき1枚で4名まで申込み可能。募集期間は2019年1月18日まで(必着)。応募多数の場合は抽選となる。