パイロットコーポレーションは12月19日、「ビジネスマン・OLの年賀状に関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は11月16日~30日、首都圏企業・団体等で働く20~60代の男女419名(男性283名、女性136名)を対象に、質問用紙の配布・回収による無記名留置調査方式にて行われた。
2019年の年賀状の予定を聞くと、「出す」人は68.3%と過去最低を記録。初めて7割を割り込んだ。「出さない」理由については、「面倒」(39.8%)、「LINE等メッセージアプリで代用」(39.1%)が上位に。
新年の挨拶に使うツールを聞くと、ついに「LINE等メッセージアプリ」(63.5%)が「年賀状」(61.3%)を上回る結果に。次いで「メール」(32.7%)、「Facebook」(21.5%)、「電話」(11.3%)と続いた。
年賀状を出す枚数については、初めて50枚を割り込む49枚。内訳は、仕事・会社関係が20枚、友人・親類等が29枚という結果に。一方、年賀状をもらう枚数は昨年の30枚から38枚に大きく増加した。
年賀状をもらって「うれしい」と感じている人は64.7%。「まあまあうれしい」(25.3%)という人も合わせると、9割以上の人がうれしいと思っていることがわかった。そこで、どのような年賀状だとうれしいか尋ねたところ、圧倒的に「手製のイラストや手書きの文字が入った手製の年賀状」(57.0%)が多く、次点は「家族写真が入っているもの」(24.8%)だった。
また、年賀状をもらって一番気になるところは、「添えられたメッセージ内容」(71.6%)とのこと。年賀状の保管年数としては「ずっと残しておく」(40.1%)が最も多く、次いで「2~3年保管する」(28.4%)、「4~5年保管する」(17.9%)と続いた。
最後に、年賀状の必要性を聞いたところ、「年賀状はあった方がいい」が73.3%と7割超を占めたものの、その割合は、年々減少傾向にあることがわかった。