JR西日本は19日、せとうちエリアを周遊する利用客の“新”拠点となるべく建替え工事を推進してきた尾道駅の新駅舎について、2019年3月10日に供用開始すると発表した。

  • 尾道駅エントランス完成イメージ

同社は西日本エリアの中でも多様な観光資源を有する瀬戸内エリアで「せとうちパレットプロジェクト」を展開。その一環として、尾道駅の建替え工事を推進してきた。

新駅舎は初代尾道駅舎(明治24年当時)の「おもむき」を踏襲したデザインとなっており、「まちの風情」を取り入れながら、「尾道のまち」とともに成長していける新しい駅となる。尾道水道を一望できる眺望デッキや尾道らしさあふれる店舗も新たに出店し、地域住民や観光で訪れる利用客が行き交う場所として新たな賑わいを提供するという。

来年3月10日に1・2階の店舗と眺望デッキが供用開始となり、1階にはコンビニエンスストア「セブン-イレブン ハート・イン」、レンタサイクル&カフェ「BETTER BICYCLES CAFE(ベター バイシクルズ カフェ)」、お土産ショップ「ONOMICHI STAND(オノミチ スタンド)」、大衆食堂&酒場「食堂ミチ」、観光案内所がオープン。2階にはホステルタイプの宿泊施設「m3 HOSTEL」、夜間のみ営業を行う「サワーバー」、お土産ショップ「ONOMICHI STAND」、尾道の喫茶文化を残す「喫茶レストランNEO」が出店する。

新駅舎(鉄骨造地上2階建)の施設として、改札口・みどりの窓口・券売機・駅事務室をはじめ、エレベーターと多機能トイレ1カ所を整備。その他、男女別トイレ・待合室・多目的ルーム(駅事務室内)・眺望デッキ・コインロッカーが設置される。