NTTデータ経営研究所は12月19日、「住みたい&観光で訪れたい地域」に関する調査結果を発表した。調査は8月3日~9日、NTTコムリサーチに登録する18歳以上のモニター1,096名(各都道府県から人口比例で抽出)を対象に、インターネットで行われた。

「住みたい・住んでみたい地域」ランキング

  • 「住みたい・住んでみたい地域」都道府県ランキングTOP10

    「住みたい・住んでみたい地域」都道府県ランキングTOP10

「住みたい・住んでみたい」と思う都道府県を選んでもらった結果、1位「東京都」(311人)、2位「北海道」(203人)、3位「神奈川県」(194人)、4位「沖縄県」(144人)、5位「大阪府」(122人)が上位にランクインした。

同ランキングについては、「自然環境、都市環境」「生活利便性・ヘルスケア」「カルチャー・歴史・教育」「食」「雇用」「居住」「人的な関係性・地域への愛着」という7つのブランド力・要因別にも集計している。

それによると、東京都は、「生活利便性・ヘルスケア」「カルチャー・歴史・教育」「雇用」「居住」「人的な関係性・地域への愛着」の5項目でトップに。一方、北海道は「自然環境、都市環境」や「食」でトップとなったほか、「雇用」に関しては東京に次ぐ2位にランクイン。神奈川県はトップとなった項目こそないものの、「生活利便性・ヘルスケア」「カルチャー・歴史・教育」「食」「居住」「人的な関係性・地域への愛着」の5項目で2位、「自然環境、都市環境」「雇用」の2項目で3位にランクインしており、全項目において高い支持を得ていることがわかった。

  • 「住みたい・住んでみたい地域」市区町村・東京23区ランキング

    「住みたい・住んでみたい地域」市区町村・東京23区ランキング

市区町村レベルでは、1位「札幌市」(122人)、2位「横浜市」(116人)、3位「那覇市」(86人)、4位「京都市」(76人)、5位「大阪市」(66人)という結果に。

また、都道府県の全国集計で1位となった東京都において、東京23区内での「住みたい・住んでみたい地域」を調べたところ、TOP5は、1位「港区」、2位「世田谷区」、3位「目黒区」、4位「渋谷区」、5位「品川区」「文京区」となった。

各地域を選択する際に理由となるものを聞くと、「交通の便がよい」「買い物がしやすい」「景色・風景がよい」「気候がよい」ことを基準に選択している人が多かった。

このほか、同調査では「市」「町」「村」レベルでもランキングを発表している。結果は下記のとおり。

  • 「住みたい・住んでみたい地域」市・町・村ランキング

    「住みたい・住んでみたい地域」市・町・村ランキング

「観光で訪れたい地域」ランキング

  • 「観光で訪れたい地域」都道府県・市区町村ランキング

    「観光で訪れたい地域」都道府県・市区町村ランキング

「観光で訪れたい地域」都道府県ランキングでは、1位「北海道」(578人)、2位「沖縄県」(348人)、3位「京都府」(202人)、4位「東京都」(110人)、5位「長野県」(85人)という結果に。1位の北海道は、「自然環境・都市環境」「生活利便性・ヘルスケア」「食」「宿泊」「人的な関係性・地域への愛着」の5つのブランド力・要因でトップを獲得した。

市町村レベルでは、1位「札幌市」(308人)、2位「函館市」(225人)、3位「那覇市」(210人)、4位「京都市」(194人)、5位「小樽市」(145人)となった。