2018年も残すところ半月を切った。2019年となれば、「東京2020オリンピック・パラリンピックの開催まであと1年」というムードも醸成されてくるため、いよいよ五輪が間近に迫った感が出てくるだろう。
そして大会が近づくにつれ、五輪のスポンサー企業も大会を盛り上げるべく、各種応援キャンペーンに力を入れ始めるようになる。例えばアサヒビールは、抽選で150組300名に東京2020競技大会の観戦チケットが当たるキャンペーンを実施。P&Gも東京2020の水泳決勝チケットが当たるキャンペーンを展開するなど、さまざまな手法で国民の五輪熱を高めようとしている。
こういったキャンペーンは、商品の購入者を対象とした「クローズドキャンペーン」が多いが、外用鎮痛消炎剤のカテゴリーにおける東京2020オフィシャルパートナーの久光製薬は、あえて誰でも参加可能な「オープンキャンペーン」を実施。同社の担当者にその狙いを伺ったので紹介しよう。
久光製薬は現在、「久光製薬 HELLO! TOKYO 2020 『貼るを、未来へ。』キャンペーン」を実施している。パソコンやスマートフォンから専用サイトにアクセスし、クイズに答えて応募すると抽選で合計2,020名に東京2020オリンピック・パラリンピックに関連した賞品が当たるというものだ。
なぜ今回、オープンキャンペーンを実施したのか。久光製薬の五輪担当者はこう語る。
「キャンペーンタイトルの『HELLO! TOKYO 2020』は『HELLO(ハロー)』と『貼ろう』という両方の意味合いをかけてつくったものです。今回オープンキャンペーンにしたのは、パートナー企業として東京2020を盛り上げたいという想いがあり、誰でも参加可能なオープンキャンペーンを立ち上げました。久光製薬商品のご愛用者である中高年の方はもちろん、ぜひ若い世代の方にも参加していただきたいです」
今回のキャンペーンでは、「パートナーコース」と「東京2020 マスコットコース」が用意されており、「パートナーコース」ではテレビやデジタルカメラ、ギフトカードなど、東京2020オリンピック・パラリンピックのパートナー企業の賞品が抽選で合計20名に当たる。
一方の「東京2020マスコットコース」は、東京2020マスコットであるミライトワとソメイティをあしらった久光製薬オリジナルピンバッジとブランケットが抽選で合計2,000名にプレゼントされる。
注目してほしいのが「東京2020マスコットコース」のオリジナルピンバッジ。一見すると、ちょっと地味に映らなくもないアイテムだが、実は五輪ならではのある習慣が関係しているとか。
「五輪においては『ピン・トレーディング』といって、ピンバッジの交換をする『非公式競技』とも呼べる習慣があるので、ピンバッジは絶対に作りたいという思いがありました」
実際、今冬に開催された平昌五輪でもいくつものピンバッジを衣類に付けて競技を観戦している人もいたという。非売品の特製ピンバッジを来日して東京五輪を見に来る外国人とトレードしたら、喜ばれるに違いない。
また、ミライトワとソメイティ、大会のロゴオリジナルが描かれたブランケットは、競技会場や冷房が効きすぎたオフィスなどで活躍してくれるだろう。
なお、キャンペーンへの応募は2018年12月31日まで受け付けており、パソコンやスマートフォンから「久光製薬 東京2020 応援キャンペーン特設サイト」にアクセスし 、クイズに答えれば応募完了となる。