12月18~30日まで東京・表参道のスパイラルで開催される松尾スズキ+大人計画30周年記念イベント『30祭(SANJUSSAI)』のオープニングセレモニー&内覧会が18日、同所で行われ、松尾スズキ、宮藤官九郎、顔田顔彦、阿部サダヲ、宮崎吐夢、皆川猿時、村杉蝉之介、荒川良々、近藤公園、池津祥子、伊勢志摩、宍戸美和公、猫背椿、田村たがめ、平岩紙が出席した。

  • 前列左から伊勢志摩、阿部サダヲ、松尾スズキ、宮藤官九郎、池津祥子、中列左から皆川猿時、宮崎吐夢、顔田顔彦、宍戸美和公、猫背椿、後列左から平岩紙、田村たがめ、村杉蝉之介、荒川良々、近藤公園

1988年に松尾スズキ作、演出の舞台『絶妙な関係』で旗揚げし、その後は宮藤官九郎や阿部サダヲ、荒川良々といった多くの俳優を輩出してきた大人計画。旗揚げから30周年を記念した同イベントは、大人計画の演劇活動30年分の舞台写真や稽古風景写真、衣裳、小道具、松尾がこれまで発表してきた様々なイラストの原画などを展示。松尾が原画展を開催するのは今回が初めてとなる。また、劇団員のトークショーなども行われる予定だ。

そんな同イベントのオープニングセレモニーに、松尾スズキら劇団員が勢揃い。松尾は「30周年イベントが開けたことをうれしく思っています」と喜ぶも、多くの報道陣を前にして「ここで何か言うと色んな問題が起きるのでがんじがらめですね(笑)」と苦笑い。「とにかくここにいる全員は見ての通りおじさんとおばさんですが、30年間のイラストやポスターを見てこの人たちにも若い頃があったんだなと感じていただければと思います」と笑いを誘った。

来年のNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』で中村勘三郎とともにダブル主演を務める阿部サダヲは「来年NHKの大河ドラマの主役をいただきます!」と他の劇団員に自慢すると、劇団員たちは「いいな~」と羨望の眼差し。続けて阿部は「こんなイベントができるすごい劇団に入れたことがうれしいし、運が良かったと思っています」と大人計画に感謝しながら「30周年続く劇団って珍しいことらしいんですが、ファン感謝デー的な触れ合うイベントにしてきたいですね」とアピールしていた。