テレビ東京系バラエティ番組『開運!なんでも鑑定団』(毎週火曜 20:54~)の18日放送回で、「忠臣蔵」に関するお宝が発見されたことがわかった。
同番組は1994年の開始以来、依頼人と呼ばれる視聴者の持ち込むさまざまな”お宝”を鑑定してきた。今回のお宝は、福井県小浜駅前で喫茶店を営む依頼人の妻の実家に伝わってきたもので、30年程前に義母が他界したのを機に受け継いだ。江戸・元禄年間に起きた赤穂事件において、主君・浅野長矩の無念を晴らすべく吉良邸に討ち入りし見事本懐を遂げた赤穂義士・堀部安兵衛が討ち入り直前に遺した書き置きなど3点で、依頼人の妻の実家は堀部安兵衛の義母の家系だという。
安兵衛が信頼できるある人物に宛てた遺書には、討ち入り前の心境や自分の死後の家族への思いなどが、直筆で綴られている。300年以上も前の遺書だが保存状態が良く、鑑定士からも驚きの声があがった。今田耕司も「大珍品!」と大興奮した遺書には、どのようなことが綴られていたのか。鑑定額は放送で明らかになる。また、スタジオゲストの和田アキ子も50年近く大切にし続けているお宝を持参する。
鑑定士・増田孝氏 コメント
赤穂事件の討ち入り直前に赤穂義士の残した文書が見つかった事はとても貴重な発見である。赤穂義士の文書は偽物も多く、特に吉良邸討ち入りについて書いた文書はほとんど知られていな い。その点、このたびの堀部安兵衛の自筆書状は、自筆の持つ生々しさが伝わってくる貴重な史料である。