リクスタは12月13日、「昭和の男女名前ランキングベスト10」を発表した。同調査は、同社運営の「みんなの家系図」アプリおよび「みんなの家系図(Web)」から、昭和のニッポン人の名前データを集計し、多い順に抽出しランキング化したもの。
昭和の始まりは1926年12月25日。わずか1週間しかなかったが、昭和元年の名前ランキング、男の子は1位「一郎」、2位「弘」、3位「清」、女の子は1位「照子」、2位「清子」、3位「文子」だった。
翌年の昭和2年からは、「昭和」にちなんだ名前が多く登場し、男の子は、昭和2年は「昭二」、昭和3年は「昭三」が1位に。一方、女の子に多く名づけられたのは「和子」だった。
その後、終戦の昭和20年までは戦争や軍隊の影響もあり、男の子は「勇」「英」「勝」などの漢字を含む名前が多く登場した。対する女の子は、縁起の良い名前をつける傾向がみられるようになり、「幸子」が人気に。戦後の昭和21年代以降は、「博」や「茂」といった知性や誠実さを感じる名前が上位となり、女の子では昭和30年代に入り「恵子」という名前が増えるなど、この頃、「子供に備わってほしいもの」「親の思い」が名づけにこめられるようになった。
昭和40年代のバブル世代では、「誠」や「陽子」の人気が高く、昭和60年代になると、男の子は「大輔」が増える一方、女の子では「子」のつく名前が徐々に減少傾向に。昭和が終わる63年では、男の子は1位「拓也」、2位「達也」、3位「翔太」、女の子では1位「愛」、2位「恵」、3位「舞」など、一文字の名前の人気が出始めたことが伺えた。